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痴呆症に効く薬ってあるの?

記事公開日:2015/07/15、 最終更新日:2018/07/24


痴呆症に効く薬ってあるの?

認知症(旧・痴呆症)に効く薬とは

痴呆症は今の認知症に当たる言葉です。現在は認知症という言葉で行政でも医療や福祉現場でも統一されています。

さて、認知症に効く薬ですが、一体そのようなものがあるのでしょうか。

 

病院にいけば症状に合わせて薬を処方してもらえます。この薬を飲んでいれば認知症が治るかというと必ずしもそういうわけではありません。

認知症の症状のうちのどれかが和らいだり、進行を止めたりといった効果は期待できるかもしれませんが、認知症が完治するというわけではありません。その上で認知症患者によく処方される薬について紹介していきます。

 

リバスチグミン

リバスチグミンはイクセロンパッチやリバスタッチといった名前で呼ばれることもあります。

神経細胞と神経細胞をつないでいるシナプスという部分でアセチルコリンを分解する酵素の働きを抑制する薬です。

ドネベジルと同じ働きですが、ドネベジルと違うのはプチルコリンというコリン系の物質を分解する酵素の働きも抑制することができるという点です。これにより、脳内のアセチルコリンをさらに増加させることが判明しています。

この薬を服用することで認知機能が完全に改善されるわけではありませんが、生活における行動や書くこと、話をすることなどにおいて改善がみられることがわかっています。

 

ガランタミン

ガランタミンはレミニールと呼ばれることもある認知症の進行を遅らせるための薬です。治験結果からはドネベジルよりも若干効果的だったことがわかっています。特に治療の初期に服用することで抑制効果が高まります。

不安や暴力、徘徊といった問題行動を抑える力もありますので介護者の負担を軽くするのにも役立つ薬と言われています。

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薬の効果

これらの2つの薬はいずれもアルツハイマー型認知症と診断された初期から飲み始める薬です。ただし、軽度認知機能障害でアルツハイマー型と断定できないような段階でも服薬すれば効果は期待できると言われています。

 

服薬は必ず医師の指導のもと行ってください。飲み続ければいいというわけではなく、症状が進行したり、もともとあった病気が悪化した場合には服薬を注意する必要があります。

 

また、薬の効果の現れ方は人によって異なります。薬を信じ過ぎるのではなく、もし効果が出なかったりしたら医師に相談して別の薬を試してみるのもいいかもしれません。

認知症という病気自体が日によって症状が軽度だったり、重度だったりするものです。効果の感じ方も日によって異なる場合があります。

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