日本認知症ケア学会について調べてみた
記事公開日:2015/07/16、 最終更新日:2018/07/24
日本認知症ケア学会について
日本認知症ケア学会とは認知症高齢者と介護者の生活の質を高めることを目的にして2000年に設立された学会です。
主な活動内容は学術集会と総会の開催、会報の発行、そして認知症ケア専門士や認知症ケア上級専門士の育成などです。
機関紙は「日本認知症ケア学会誌」と「認知症ケア事例ジャーナル」があります。
学会の概要
日本認知症ケア学会では特に認知症患者や高齢者への「ケア」という側面に焦点をあてています。
「ケア」は単に治療などの専門的な技術だけではなく、家族による「生活の世話」や「会話」などといった意味にまで及んでいます。
認知症患者の生活や介護する人の生活の水準をよりよいものとするためにこのケアの技術を向上させようというのが主に日本認知症ケア学会の狙いです。
そのためにケアに関する学際的な研究の推進、ケア技術の教育、社会啓発活動といったものを主に行っています。
認知症ケア専門士
日本認知症ケア学会の主な活動として認知症ケア専門士の認定があります。
認知症ケア専門士になるためには試験をうける必要があります。その試験を行っているのが日本認知症ケア学会なのです。
認知症ケア専門士がどのような資格なのかというと、認知症ケアに対する優れた学識と高度な技術、それに倫理観を備えた専門技術士であると証明するためのものです。
現在全国に約36000人もの有資格者がいます。資格をとっているのは介護施設や医療機関などで働く専門家が多いです。受験資格が認知症ケアに関する施設や団体、機関などで3年以上の認知症ケアの実務経験を有するものと規定されているため、そういった専門職の人しか受験しない試験です。
一次試験と二次試験を通過して資格をとれるのは大体40~50%の人だと言われていますのでなかなか難易度の高い試験と言えるでしょう。
今後よりいっそう認知症ケアの専門家としてステップアップしていきたいという人向けの試験です。
認知症ケア専門士会
認知症ケア専門士の資格を習得すると学会がサポートする専門士会に所属することになります。そこではより一層その資格にあった知識と技術を持った専門家として研鑽するための活動に参加することができます。
事業活動は4種類ほどあり、地域住民の活動を支援するための活動や知識や技術の普及に関する事業に参加することが可能です。
また、各地域に部会があり、そこで認知症ケア専門士としてのアドバイスを受けることができます。
各エリアの部会で定期的に集まりがあり、シンポジウムやグループワークなどが行われています。
施設を効率よく探すには?
認知症が進んで老人ホームを探す必要が出てきた時にはこちらから無料で可能です。認知症の方のための老人ホームや介護施設をプロが提案し紹介してくれます。
人気記事
老人ホーム探しはおまかせください
お住まい相談員がピッタリの老人ホームをご提案
09:00~18:00
(年中無休)
老人ホーム探しは、わたしたちにおまかせください!
相談無料!
全国対応!
相談無料!
全国対応!