片マヒは最も多い脳梗塞の後遺症です
記事公開日:2015/07/17、 最終更新日:2018/07/24
片マヒの症状について
片マヒは「へんまひ」「かたまひ」などと読みます。半身麻痺と言われていることもあります。
脳梗塞の後遺症として最も多い症状と言われています。
片マヒは身体の片側だけに麻痺が発生する症状です。右か左どちらか一方が麻痺します。
脳出血の場合に発生することもありますが、損小範囲が限定される脳梗塞に特によく現れます。
片マヒの原因
脳の中ではそれぞれ身体のどの部位を担当するかが決まっています。
ですから、脳の一部が破損するとそれに対応した身体の箇所も麻痺などの機能不全を起こすことがあります。
片側だけが麻痺してしまうというのは脳が左右ではっきり役割が分かれているからです。それを脳梁でつなぐという形になっています。片方で障害があってももう片方にはなんの影響もないということが起こるのです。
こういうわけで、脳梗塞などで脳の一部が損傷するとその周囲の脳細胞もあわせて機能不全になり、左右どちらかが麻痺するということが起こるのです。
くも膜下出血の場合には片マヒのような部分的な障害ではなく、脳全体が圧迫される関係で全体機能に影響が現れるということがあります。
片マヒは治るのか
麻痺の回復には個人差があります。回復過程に影響してくるのは「年齢」と「脳の障害部位とその大きさ」「意識障害の有無」です。これらによって回復が早いかどうかが決まってきます。
一般的には発症から2~3ヶ月に回復のピークがあります。
その後はゆるやかに回復していきます。発症から半年から一年ほどでほぼプラトーの状態になります。
半年たっても手足に麻痺が残っている場合にはその状態から完治することはほぼないといっていいでしょう。
逆をいえば初期から回復が早く、ある程度動けるようになっている人は日常的な動作にほぼ問題がないほどに回復することができます。
特に脳梗塞の片マヒは初期から治療をおこなっていれば麻痺がほとんど残らないというケースも多いのです。
麻痺の治療法
麻痺を治療する方法は以下のとおりです。
◯促通反復療法
麻痺した手足を正しく動かすことで神経回路の再建をはかるリハビリです。
集中力が必要になるので認知症の方には向きません。また、麻痺が重く関節にこわばりがある人にも向かない治療法です。
このリハビリ法は特に初期に行うことで効果が発揮されます。
◯脳梗塞に対する再生医療
脳梗塞の神経細胞を再生させる治療法があります。ただし、現在は臨床試験段階であるため、この治療法を受けることはできません。今後さらに研究が進めば医療の現場で浸透する可能性があります。
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