自宅でできる認知症のリハビリ
記事公開日:2015/05/20、 最終更新日:2018/07/31
目次
認知症のリハビリ方法
認知症のリハビリは大脳を刺激する訓練を行うことが大事です。
家の中に閉じこもって刺激の少ない生活を送っていると認知症がどんどん進行していきます。施設でも導入されているリハビリ方法で、自宅でも簡単にできるものを紹介していきます。
簡単なリハビリ
気軽にできる簡単なリハビリ方法としては
・人とコミュニケーションをとる
・散歩をする
・ラジオ体操をする
・音楽を聞きながら手拍子したり、リズムを取る
・折り紙やぬりえをする
・楽器を弾く
などがあります。
これらは無理やりやらせるのではなく、楽しみながらやるのが重要です。もし嫌がっているのであれば別の方法を考える必要があります。
家に引きこもってテレビを一日中みているのではなく、このように体を動かすことで疲れて夜ぐっすり眠れるようになるので生活リズムも整います。
また、作ったものは誰かにプレゼントするなど何か目的があることも大切です。孫に喜んでもらうなどといった幸せなビジョンを思い浮かべることでリハビリに前向きに取り組むようになります。
老人ホームで採用されているリハビリ方法
デイサービスや老人保健施設、病院など各種施設で認知症のリハビリを行っています。
特に決まった方法があるというわけではありませんが、施設ごとに様々な方法を取り入れているようです。
中でも特によく行われているものについて紹介していきます。
◯回想法
認知症になると新しいことは忘れてしまっても昔のことはよく覚えています。
本人の楽しかった記憶を引き出しながら共感し、心の安定を図るものです。
結婚式の時の写真などをだして話を聞いてあげたり、思い出のある場所をグーグルマップ等で調べて一緒に歩いているような体験をさせて思い出について語ってもらいましょう。
記憶力が改善したり、心が安定するといった効果があります。
◯作業療法
仕事をすることで家庭内での役割を担い、人の役にたっていると思わせることで大きな満足感を得ます。
洗濯物をたたんでもらうなど簡単な家のことを手伝ってもらいましょう。
もしきちんとたためていなくてもありがとうと伝え、本人の前ではたたみ直さないようにしましょう。
また、一緒に買い物にいき、ちょっとした荷物を持ってもらうのもいいでしょう。
自尊心回復や順応性、判断力の改善につながります。
◯音楽療法
音楽を聴くだけではなく、リズムに合わせて手拍子したり、歌ったりすることが脳の活性化につながります。
ヒーリングミュージックでなくてもジャズやロック、歌謡曲など本人の好きな曲を聴かせるのがいいでしょう。
最近では古い曲でもYouTubeで見つけることができます。
もし可能なら太鼓やタンバリンなど音の出る楽器を使うのもいいでしょう。
記憶力や注意力、生きる意欲や心の安定など総合的に機能改善の効果が期待できます。
◯美術療法
絵画や折り紙、粘土などをつかってなにかを作る療法です。
手指や五感を使うことで脳が刺激されます。
折り紙や絵の具などはインターネットで購入することができます。また、一緒に買いに行くのもいいでしょう。100円ショップでも安く手に入れることができます。
◯学習療法
「脳トレ」とも言われます。
簡単な計算や読み書きをコミュニケーションをとりながら行います。
認知症の症状を支配する前頭前野を刺激します。短時間でもいいので続けていきましょう。症状改善が期待できます。
100円ショップなどにいけばドリルが手に入りますし、インターネットでゲームをすることもできます。
◯レクレーション
ショートステイなどで体験できる歌やダンスなどのほか、他者とのコミュニケーションもこれに含まれます。
カラオケ大会に参加したり、コミュニティーセンターで行っているような寺社巡りなどもいいでしょう。
この中でどれが一番効果的だとは言えません。複合して行うことで認知症の総合的な改善になっていきます。
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