高齢者のメタボはどう防ぐ?
記事公開日:2015/07/22、 最終更新日:2018/07/24
メタボとは
メタボリックシンドローム、通称メタボとは中年期から高齢者にかけて起きる生活習慣病です。
肥満と高血圧、高血糖、脂質異常症のいずれか2つ以上が重複して重なった場合のことを指します。
メタボになると動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などといった危険な病気のリスクが高くなります。
40~74歳の男性の場合、メタボとその予備軍にあたる人は2人に1人いるということがわかっています。ちなみに女性の場合は5人に1人です。
加齢によるメタボの危険性
高齢になると食事量が少なくなるため体重が減るようなイメージがありますが、実は高齢者もメタボの心配が高くなるのです。
年をとるにつれて内臓脂肪が増え、それに対して運動量が減るため肥満になりやすいのです。
また、高齢者の場合、著しく肥満になっていなくても、血圧や血糖、脂質の異常が重なれば生活習慣病を発症するおそれがあります。最近は特に75歳以上の高齢者の隠れ肥満も増えてきています。
男性の場合、20歳くらいから内臓脂肪が増える傾向があります。そして女性の方は閉経後内臓脂肪が増えていきます。そして肥満度が30%を超えると高血圧や糖尿病になりやすいということがわかっています。
なぜ内臓脂肪が増えるの?
内臓脂肪が増える原因として一番考えられるのが運動量の低下です。活動も少なくなり、筋力が鈍ってきます。
若いころと同じようなトレーニングをしていたとしても年をとると生理的に筋力は低下してきてしまうのです。
このことを考えるとメタボを防ぐためには高齢になっても筋力の維持がとても大切だということがわかります。
とある老人ホームで行われた調査では寝たきりの高齢者が決められた通りの食事をきちんととっているとむしろカロリー過多で栄養過剰になってどんどん太っていったということも見受けられたそうです。
メタボ対策
メタボの対策としては何より食生活と運動習慣の改善が一案です。
バランスのとれた食事をとり、飲酒や喫煙といった習慣を控えること、これが一番の対策となります。加えて適度な運動を定期的に行うこと。これでメタボを防ぐことができると言われています。
内臓脂肪を減らすことで血圧や血中ブドウ糖、脂質の量を適正に下げることができます。
ただし、高齢者の場合は食事制限しすぎるのもよくありません。バランスを考えた食事をきちんと3食とり、運動を心がけましょう。
高齢者の場合は体重が少なすぎても栄養不足や栄養の偏りによって病気になってしまう可能性があります。
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