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認知症の症状で線路走行

記事公開日:2015/07/28、 最終更新日:2018/07/24


認知症の症状で線路走行

認知症の症状があると車の運転はとても危険

先日、阪急京都線で線路上を車が走行するという事件がありました。車の運転をしていたのは73歳の男性で電汽車往来危険容疑で逮捕されましたが、調べの結果認知症の症状があったことがわかり不起訴処分となりました。

 

事件があったのは今月8日の夜のことです。南方駅近くの踏切から線路内に進入し、そこから約1・3キロ走行し、崇禅寺駅の近くの踏切から道路に出たということです。

男性はどこから線路に入ったかも覚えていない、ぐるぐる回っているうちにわからなくなってしまったと話したそうです。

この結果、電車に約10分以上の遅れが発生したそうです。

 

道がわからなくなる症状

認知症になると道がわからなくなって迷子になってしまうことがあります。

見当識障害といって認知症の中核症状の1つです。

今いる場所がどこなのかわからなくなります。自宅にいても自分が今どこにいるのかわからなくなってしまう症状です。昔から住んでいる家の近所でも迷子になってしまうことがあります。

線路を走行したドライバーも見当識障害のためにどこを走っているのかがわからなくなってしまったものと思われます。

>関連:なぜウチシルベは無料で老人ホームを探してくれるの?
 

高齢者の車の運転

認知症でなくても車の運転をするのは大変危険だと言われています。

しかし、車の運転をするのが好きで日常的に運転をしていた人は年をとってもなかなか運転をやめることができません。また、田舎だと車での移動が便利なのでなかなか免許を手放すことができないといいます。

 

とある人は自宅から少し離れたところに昼ごはんを食べに行ってそのまま家がわからなくなってぐるぐる車で徘徊する羽目になったと言います。

家の人がなかなか帰ってこないので心配して探しに行ったところ、発見し、車で追いかけてようやく止めることができたそうです。

この人はほぼ10時間以上やみくもに車を運転し続けていたそうです。頭が真っ白になって公衆電話で電話をかけることも思いつきませんでした。

見覚えのある場所がわかると逆走して戻ろうとしたりします。これも大変危険なので運が悪ければ事故につながる可能性もあります。

 

75歳以上の高齢者は免許証を更新する際に認知機能テストが行われます。このテストの結果問題があるとわかった場合には医師の許可がない限り運転ができなくなります。これを無視した場合には道路交通法違反となります。

免許を返上しても、警察から身分証明書のかわりとしてつかえるカードを発行してもらえます。高齢者は積極的に免許を返上することをおすすめします。

施設を効率よく探すには?

認知症が進行していると取り返しのつかない事故やトラブルを巻き起こす可能性があります。家族が一緒に住んでいたとしても危険があります。老人ホーム入居を考えるのであればこちらから無料相談可能です。認知症の方や徘徊がある高齢者に対して手厚いケアをおこなってくれる老人ホームを紹介してもらえます。

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