夏の介護で気をつけたいニオイのこと
記事公開日:2015/08/20、 最終更新日:2018/07/24
ニオイが気になるこの季節…
ニオイは生活の質に大きく関わってくるものです。生活空間の中で悪臭が漂っているとそこで暮らす人にストレスを与えます。
介護する人もされる人も快適に生活できるように、この時期は特にニオイに気をつけてみましょう。
排泄のニオイ
介護をする上で最も気になるのが排泄のニオイです。
排泄のニオイはおむつやパッド、ポータブルトイレ、衣類等に発生することがあります。
使用済みのおむつやパッド等は使用後すぐにビニール袋に入れて密封しましょう。そしてすみやかに廃棄します。ビニール袋は二重三重にすることでさらにニオイを抑えることが可能です。おむつを新聞紙でくるんでから捨てるのもニオイを抑えることができます。
重曹や消臭スプレーを使用するのも効果的です。尿は空気に触れたり便と混ざることでアンモニアを発生させます。できるだけ作業は素早く行って、空気にふれないようにしましょう。
ポータブルトイレは水を張っておくだけでもニオイ対策になります。便と尿を混ぜないように別々のものを使用するといいでしょう。
衣類や寝具は日頃介護者がよく触れているものなので最も汚れやすく、ニオイが染み付きやすいものです。こまめな交換を心がけましょう。
寝具はそう簡単に洗えないものですが、汚れが付く前に寝具の上に防臭加工シーツを敷き、さらに防水シートや尿とりシートを重ねて敷いておくと寝具が汚れることもなくなります。
衣類から尿のニオイがしている場合にはおむつから漏れている可能性がありますのですぐに交換しましょう。サイズが合っていない可能性もありますので適切なものを使用しているか確認する必要があります。
衣類や寝具にニオイが付いている場合にはすぐに洗濯しましょう。香りのいい柔軟剤を使うのもいいですが、規定量以上の柔軟剤を使用すると衣服の吸水性が落ちますのでたまに使用するくらいがちょうどいいでしょう。酸素系漂白剤につけ置きしたり、ニオイ除去の洗剤を使用するなどでニオイを取り除くようにしましょう。
身体のニオイ
高齢者自身の身体のニオイが気になることもあります。
汗や皮脂のニオイが気になる場合には清拭や洗体、洗髪の方法を見直しましょう。ただし、高齢者は新陳代謝が衰えているために、洗いすぎると皮脂が乾燥し、かゆくなってしまいます。細菌が繁殖して却って不潔になってしまいます。
洗髪の際には頭皮をマッサージするようにします。髪が傷んでいるとニオイがつきやすくなるのでシャンプーをしすぎたり、ドライヤーの熱を当てすぎないように気をつけましょう。
口腔ケア
高齢者のニオイと言われている原因のほとんどが口臭と考えられています。適切な口腔ケアを行うことで高齢者特有のニオイを解消することができるでしょう。
口臭の原因は口の中の細菌です。高齢者は唾液の分泌が少なくなり、口の中に細菌が繁殖しやすくなります。
口臭が気になる場合には適切に口腔ケアを行ってください。お酢や液体うがい薬を垂らした水をガーゼに染み込ませて口の中の食べかすを取り除くと口臭の予防になります。また、口の中を拭く場合には舌も一緒に拭いましょう。舌苔がある場合には専用のブラシやスプーンを使って取り除くのがおすすめです。
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