介護の現場で地震が起きたら…
記事公開日:2015/08/21、 最終更新日:2018/07/24
高齢者のいるご家庭や介護施設での地震対策
今年も防災の日が近づいてきました。
地震などの災害について考え、備えや対策について周りの人と話しあったり防災訓練を行う日としましょう。
在宅で介護をしている方や介護施設での地震対策や心構えについて紹介してみたいと思います。
緊急時のための備え
高齢者のいるご家庭でもしもの時のために準備しておくものは最低限におさえておきます。
寝る時に地震が起きた時のために枕元に最低限の荷物を用意しておきます。
リュックサックなどのかばんに
・飲料水(2リットル程度)
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・靴やスリッパ
・普段使っているバッグ
・着替え
を入れておきましょう。地震があったときにこのセットを持ち出します。
また、非常持出袋も用意します。
非常持出袋は持つ人の体重の2割程度の重さにとどめておきます。
そして家屋が倒れた時でも無事である可能性が高い玄関の一番近くの部屋のドアの近くやメーターボックスの中などに保管しておきます。
非常持出袋に入れておくのは
・懐中電灯と予備の電池
・携帯ラジオと予備の電池
・非常食3日分(缶詰やクラッカー、インスタント食品等)
飲料水3日分(大人一日3リットルをめやすに)
・ライター、マッチ、ろうそく
・ティッシュペーパー
・トイレットペーパー
・現金
・通帳(コピーでも可)、印鑑
・健康保険証、免許証(コピーでも可)
・下着、着替え、替えの靴
・歯ブラシセット
・洗面用具、タオル
・筆記用具
・マスク
・身元確認メモ
が一般的とされています。それに加えて高齢者のいるご家庭では
・紙おむつ
・常備薬
・メガネ、補聴器
・ビニール手袋
を必要に応じて用意しておくことをおすすめします。
身元確認メモ
身元確認メモを記入しておくことをおすすめします。特に認知症高齢者には常に持ち歩いてもらうようにするといいでしょう。
身元確認メモには以下の様な内容を記入しておきます。
・氏名
・住所
・電話番号
・生年月日
・血液型
・持病
・アレルギーの有無、アレルギーの種類
・かかりつけの病院
・常備薬
・健康保険証番号
・家族構成
・自宅以外の連絡先(2つまで入れるとなおよし)
・避難する場所
・家族が落ち合う場所
コピーをとっておいて非常持出袋の中にも入れておくようにしましょう。
障害に応じた対応
高齢者や障害を持っている方は地震があった場合に障害に応じた行動を取る必要があります。
視覚に障害がある方は揺れがおきたらスリッパや厚手の靴下、靴をまずはきます。そして家の中でも白杖を使用し、落下物やガラスに注意します。
避難する場合はいつもと同じように歩行することが難しいので隣近所の方に避難所までの誘導をおねがいしましょう。
避難所についたら職員や周りの人に避難所内を誘導してもらいましょう。
聴覚や音声言語に障害のある場合はまず的確な情報を得ることを心がけましょう。テレビや携帯電話等から正しい情報を入手してください。避難する際にはテレビやラジオ、行政の広報などで避難の呼びかけがあったか確認し、隣近所の方に助けを求めながら避難しましょう。
避難所の中ではなにかお知らせがあった場合には手話やメモで知らせてもらえるように避難所のスタッフにお願いしておく必要があります。
また、施設に入居している方はスタッフの誘導にしたがって慌てずに行動するようにしましょう。
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