認知症診断方法 長谷川式簡易知能評価スケール(改訂版)(HDS-R)など
記事公開日:2015/08/21、 最終更新日:2018/07/24
病院などでの認知症診断
病院などでの認知症の診断には、長谷川式簡易知能評価スケール(改訂版)(HDS-R)か、ミニメンタルステート検査(MMSE)のどちらかのテストを行います。日本ではHDRSが認知症診断に最も多く使用されていましたが、最近はMMSEの方が多くなっている傾向にあります。
○長谷川式簡易知能評価スケール(改訂版)(HDS-R)
長谷川式簡易知能評価スケールとは、長谷川和夫氏(聖マリアンナ医科大名誉教授)が1974年に開発した知能検査テストで、幅広く使用されてきました。1991年に現在の改訂版が発表されました。
MMSEと同様、検査者が被験者に口頭で質問して行います。所要時間は10~15分程度です。
質問項目はMMSEと似ていますが、質問数はMMSEよりも少なく、図形問題もありません。
○ミニメンタルステート検査(MMSE)
MMSEとは、Mini Mental State Examinationの略で、フォルスタイン夫妻(米国)が1975年に開発した知能検査です。
アルツハイマー型認知症などの診断のための簡単な検査方法で、検査者が被験者に口頭で質問して行います。
主に記憶力、計算力、言語力、見当識を測定するための検査です。
※見当識:現在の日付・日時、自分がどこにいるかを正しく認識できているか。
被験者の協力を得られず、興奮したり、まじめに答えないような場合は、正しく判断することができません。
また、検査者に、客観的に判断する技術や洞察力が必要とされます。
認知症自己診断
インターネットの色々なサイトで、自己診断テストが公開されています。下記以外にも病院などが独自の自己診断テストを作成しています。
○一般社団法人認知症予防協会―認知症自己診断テスト
一般社団法人認知症予防協会のホームページで一般公開されている自己診断テストです。病院などでも広く利用されているようです。スマートフォン用の無料アプリもできています。
○認知症ねっと―あたまの健康チェック
認知症ねっとが販売している有料(3,240円)の認知症・MCI早期発見サービスです。
10分程度の電話で認知チェックを受けることができます。
○一般的なチェック項目
下記は認知症の初期によく見られる症状です。あてはまる項目があれば専門の医師に相談してください。
・財布やお金盗られたと騒ぐ
・時間の感覚がない(昼と夜の区別がつなかい)
・作り話をする(記憶が飛んだことをごかまそうとして、作り話をして、つじつまが合わなくなる)
・服装に気をつかわなくなる
・適切な服を選べなくなる(夏に冬の服を着たりする)
・今まで行っていた趣味などに関心がなくなる
・だらしなくなる
・本、テレビ、会話の内容を理解できなくなる
・記憶が飛ぶ(物忘れではなく、忘れていること自体を認識できない)
施設を効率よく探すには?
「あれ?認知症かも?」と思ったらそろそろ老人ホーム入居について考えてみることをおすすめします。老人ホーム探しはこちらから無料相談可能です。認知症の症状は放っておくとあっという間に進行します。徘徊などが始まる前に対策をとりましょう。
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