共生型グループホームとは
記事公開日:2015/08/21、 最終更新日:2018/07/24
認知症高齢者と障害者が一緒に住むグループホーム
グループホームには認知症高齢者のためのグループホームと障害者のためのグループホームとがあります。この2つはグループホームとは言っても制度上の基準が異なるため両者を一体的に扱うことは従来はありませんでした。
しかし、平成21年に富山で共生型グループホームが誕生し、それ以来富山では認知症高齢者と全年齢の障害者が共同生活を送るタイプのグループホームがたくさん作られるようになりました。
当初の共生型グループホームでは、例えば一階が認知症高齢者のためのグループホーム、二階が障害者のためのグループホームという風に区分けされて設備も人員体制もそれぞれ異なりました。それでも、異世代の高齢者と障害者が一緒に暮らすことでお互いに刺激を与える生活空間となりました。
平成24年度には「とやま地域共生型福祉推進特区」と国との協議の結果、認知症高齢者のためのグループホームと障害者グループホームが市区町村の条例で居室以外の設備は共有することが可能となりました。
共生型グループホームによって何が可能になったかというと、障害のある子を持つ親が認知症になったとしても同じグループホームで生活していけるようになったということです。
設備も共用できることで施設を整備する費用が軽減されます。今後さらに共生型グループホームが増えていくことが予想されます。
富山型のデイサービス
富山ではグループホームだけではなくデイサービスも異世代共生型となっています。これは「富山型デイサービス」と呼ばれています。
お年寄りも子どもも障害者も一緒にデイサービスを利用するという形です。
おじいちゃんおばあちゃんや子どもたちが赤ちゃんのお世話をするといった昔ながらの大家族のような雰囲気のあるデイサービスです。
「富山型デイサービス」のはしりとなったのは3人の看護師がつくった「このゆびとーまれ」という事業所です。
民家を改修した小さな建物で対象者を限定せずにデイサービスを提供しています。
お年寄りが赤ちゃんのお世話をすることで徘徊がなくなり、健康状態が良くなったり、障害のある方がスタッフのお手伝いをしたりといった光景が当たり前のものとしてあります。
富山から生まれた共生型グループホームは現在全国各地に広まってきているようです。
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