防犯カメラで認知症高齢者を見守る
記事公開日:2015/08/24、 最終更新日:2018/07/24
1000台の防犯カメラで高齢者の見守りを行う
街を歩いていると防犯カメラがあちこちに設置されていることに気がつくかと思います。
昔に比べると街中や施設等で設置されている防犯カメラは明らかに増えました。
そんな中で兵庫県の伊丹市は全国で最も防犯カメラが多い街として知られています。
市内全域には1000台もの防犯カメラが設置されています。
主に小学校に通う児童の見守りに力をいれており、通学路や駅前、河川敷等に数多く設置されています。
そして伊丹市ではこのたび徘徊している認知症高齢者を早期に発見するための見守りシステムをスタートさせる方向であることも発表しました。
防犯カメラでの見守りシステム
認知症の高齢者に小型の発信機をもたせ、カメラの近くを通ると家族のスマートフォンアプリに位置情報が通知されるというのが伊丹市が進めている見守りシステムの概要です。
もちろん、高齢者だけではなく子どもや障がい者の見守りにも使用することができます。
家族はスマートフォンに入れている見守り専用のアプリから認知症高齢者の行き先を知ることができます。また、警察を通じて録画した情報を家族が確認し、服装などから本人かどうかを特定することも可能となるシステムです。
ボランティア用のアプリも
また、認知症高齢者のためのアプリだけではなく見守りに協力してくれる市民のためのボランティアアプリも開発中とのことです。
このアプリをスマートフォンに入れておくと行方不明者が近所にいるときに通知が入ります。
また、家族が捜索をお願いしたい場合には顔写真や名前等の情報を配信することも可能です。
これらには個人情報が含まれるので別のアプリを使って登録をする必要があるということです。
発信機と受信機の通信はBluetoothを使って行われます。また、アプリへの配信はLTEを使用して高速に通信されます。最新のIT技術を駆使したシステムといえます。
このシステムを利用するためには約2500円の初期費用と月額の432円が必要となります。
伊丹市の担当者はこのシステムが成功すれば全国各自治体のお手本となると意気込みを見せているとのことです。
防犯カメラの是非
防犯カメラが街中に設置されるようになったのはここ数年のことです。当初は賛否両論様々な意見が聞かれました。
犯罪への抑止効果が期待できるという声もあればプライバシーが侵害されそうという不安の声もありました。
しかし、今となっては防犯カメラがある風景も当たり前のものとなってきています。
実際に犯罪が減ったという結果がわかるデータはまだ少ないですが、技術を取り入れて誰もが安心できるまちづくりをして行く必要があります。
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