介護ロボットは普及する?今後の課題について
記事公開日:2015/08/26、 最終更新日:2018/07/24
介護ロボットが抱える今後の課題
高齢者が今後も増加していくなかで介護職員の負担増や人手不足などが問題視されています。
介護ロボットはそのような介護現場での課題をクリアできる新しい技術であると期待を集めています。
ロボット技術はかなり向上しています。実際に介護用に作られたロボットもたくさん存在しちえます。しかし、まだ現場で浸透するほどには至りません。そこには様々な課題があるからです。
費用面の課題
ロボットを導入するにあたって一番大きな課題となっているのが費用です。一台200万円もするようなロボットでは導入がためらわれます。
こうした費用面の課題はクリアされつつあります。
東京理科大学の教授が開発に関わった「マッスルスーツ」は手軽に身近に利用してもらうことを狙いとして作られた腰補助用のロボットです。
空気を取り込んで伸び縮みする人口繊維の力出腰を使った持ち上げ作業を補助します。
介護の現場では力作業が多いので腰痛を訴える人が多くなります。そうした腰痛対策のためにつくられたものです。
月額2万円でのレンタルを今後スタートさせる予定で、既に訪問入浴介護の会社では試作品100台を導入することが決まっています。
ロボットではできない作業がある
事業者側からしてみればロボットでは画一的な作業しかできず個人ごとのきめ細かな対応や体調の把握などができないと考えているということがアンケート調査からわかっています。
事業者がロボットにはできないと考える介護業務は例えば排泄介助や入浴介助、移動移乗の介助、食事介助などがあります。
それに対してロボットに作業をお願いしたいと考えているものに洗濯や余暇、付き添いなどの業務があるということがアンケート結果からわかっています。
洗濯の作業はスタッフにとってかなりの労力を必要とする作業です。また、利用者と直接触れることがないため事故などの心配もなく、できることならロボットに任せたいと考える人が多いようです。洗濯や乾燥の作業のみではなく衣類の折りたたみから利用者ごとに小分けする作業までをロボットに代替してほしいようです。
抵抗感は少ない
介護事業者にとってロボット導入がネックになると考えているポイントは主に「費用対効果がわからない」「事故が気になる」「役立つと思えるロボットがない」「操作が難しそう」などといったものです。これらはしっかり情報提供すればクリアできるような問題です。
また、ロボットに頼ることに抵抗感があると回答したのは全体の6%にとどまったようです。
つまりできることならロボットに頼りたいと考えている介護事業者は潜在的には多いものと考えられます。
ロボットに関する情報や費用面での問題が解決すれば今後ロボットの導入は飛躍的に増えるのではないかと考えられます。
施設を効率よく探すには?
ロボットがいる老人ホームも増えてきています。どんな老人ホームに入りたいかまずは希望をお伝え下さい。こちらから無料相談できます。スタッフの対応や設備など要望をなんでも伝えてみましょう。それに合った施設をピックアップして紹介してもらえます。
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