介護をする人を支援する「ケアラー支援」
記事公開日:2015/08/31、 最終更新日:2018/07/23
家族介護者を支援する「ケアラー支援」とは
老老介護の問題や家族介護者による殺人事件など、在宅介護をめぐる様々な問題は後を絶ちません。
不安や負担が大きい介護者を支えるために「日本ケアラー連盟」は様々な活動を行っています。
ケアラー連盟ではつい先日「ケアラー支援推進法案」の制定を提言しました。この法律案では介護者の状況を把握し、適切な支援を実現するための内容が盛り込まれています。高齢化が進み、ケアをする人も増加しています。最近では子育てをしながら介護をするダブルケアの人もいますし、仕事をしながら介護をしている人もいます。
日本ケアラー連盟ではそうした介護や看護を無償で行っている人の支援を推進しています。
ケアラー連盟の活動について
日本ケアラー連盟は2010年に発足された団体です。ケアラー連盟では助けを求めたくても自分から「困っている」と言い出せない介護者を支援していくことを目標としています。特に最近では介護を巡っての家族間の殺人が連日のようにニュースになっています。こうした悲惨な殺人事件が一件でも少ない社会にしていこうと目指しています。
ケアラー連盟では介護者がどのようなことに困っていてどんなニーズがあるのかを調査していきます。その上で介護者自身と支援者、行政の担当者などを集めて支援について話し合う場を設けることが具体的な対策につながっていくと考えています。
また、特に家族介護者の支援を行う理由としては在宅の介護は休みなしで24時間続くことがあるからとしています。仕事であれば休憩時間や休みの日を設けることができますが、在宅介護だと休みがとりづらいのです。自分でもきがつかないうちに身体が疲れきって病院にも行く暇がなくなってしまいます。仕事もやめざるを得なくなり、社会から孤立して生活が介護一色になります。そうなると共倒れになったり悲しい事件につながったりすることがあります。
無意識のうちに虐待をしてしまっている人もいるそうです。
助け合える場を作ること
介護者が周りに助けを求めやすい社会にするためにはまずは同じような境遇の人で集まれる場を作ることが大切です。ケアラーたちが集まって話をすることで「1人じゃないんだ」と感じて安心感を得られます。また、専門職の人とつながることでも介護の知識を得ることができますし、積極的に助けを求めやすくなります。
ケアラーの支援はこうした社会的な支援を中心にしてすすめていき、ゆくゆくは経済的にも負担をなくしていけるようにするべきと考えられています。
施設を効率よく探すには?
介護の疲れや悩みが溜まってどうしようもなくなってしまったらまずは人に相談することも大切です。老人ホーム入居について少しでも考えているのであればこちらから無料相談できます。老人ホーム探しのプロが公正中立の立場でアドバイスをしてくれますよ。
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