要介護の可能性大!フレイルについて
記事公開日:2015/09/01、 最終更新日:2018/07/23
要介護の一歩手前、フレイルとは
医療の発達により、平均寿命がのび、80歳超えても元気なお年寄りはたくさんいらっしゃいます。
しかし、病気をなにもしていない元気そうなお年寄りでも80歳過ぎるとどうしても身体が弱ってきます。
85歳過ぎると介護の要因は衰弱がトップとなります。こうした状態のことを従来では英語のFrailtyの訳として「虚弱」と呼んでいましたが、最近になって「フレイル」という言葉に改められました。
フレイルとは意図しない衰弱や筋力の低下、活動の低下、認知機能の低下、精神活動などの低下により健康障害を起こしやすい、非常に弱った状態のことをいいます。
こうした身体の弱まりというのは加齢によるもので仕方のないものだと考えている人も多いかもしれません。しかし、フレイルの状態は改善することも可能です。
フレイル状態を改善していくことで要介護をふ防ぐことができると考えられています。
フレイルとサルコペニア
フレイルとよく混同されるのがサルコペニアです。
サルコペニアとは加齢に伴う筋肉量の低下や筋力が下がることを指します。
それに対してフレイルは筋力や運動能力の他にも移動やバランス、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活の活動性などといった様々な要素が含まれています。
フレイルになってしまったら
病院に行っても、日本では現状はフレイルかどうかの診断基準が定まっていないので医者からそのように言われることはないでしょう。
フレイルの定義としては5項目あります。このうち3つ以上該当していたらフレイルで1つか2つだったらプレフレイルといってフレイルの前段階となります。
フレイルの定義は以下の通りです。
・体重減少
意図しない年間4.5kg以上または5%以上の体重減少
・疲れやすさの自覚
何をするのも面倒で何かをはじめることができない。このような状態が週に3~4日以上感じる
・活動量低下
一週間の活動量が男性で383Kcal未満、女性で270Kcal未満である
・歩行速度の低下
標準より20%以上の低下
・筋力低下
標準より20%以上の低下
こうしたフレイルの状態に陥るとストレスにも弱くなります。病気になりやすく、入院する可能性も高くなります。
そして一度病気になるとなかなか治りません。ちょっとした風邪でもふらついて転倒したり、意識が混濁することもあります。
フレイルを予防するには
フレイルを予防するには適切な運動と、それに見合った栄養の摂取が不可欠です。
運動だけではエネルギーをむやみに消費するだけなので必ず筋肉を増加するためのタンパク質を摂取しましょう。
また、風邪や病気などかからないように気をつけることも大切です。インフルエンザや肺炎などに一度かかってしまうとそこから体力がどんどんおちて動けなくなってしまいます。風邪が流行る時期にはできるだけ予防接種を行いましょう。
施設を効率よく探すには?
高齢になると身体が弱ってきて当然。ですが、油断しているとあっという間に介護度が進行してしまうということもあります。老人ホーム入居が必要になった時にはこちらから無料相談できます。介護度や持病などによってその人に合った老人ホームを紹介してもらえます。
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