高齢者の転倒を防止するには？

高齢者の転倒を防止するために

高齢になり筋力が低下してくると健康な人に比べて転倒のリスクが４倍以上になります。

さらに、床がすべりやすい、手すりがないなどといった外的要因が重なってくるとさらに転倒のリスクは高まります。

家や屋外、どちらでも転倒することがあります。状況に応じて気をつけたり、転倒のリスクを軽減する対策をとっておく必要があります。

家の中での転倒

自宅など家の中で転倒する箇所としては庭が一番多いとされています。統計によると庭で転倒した６０歳以上の方が４０％近くいました。次に多かったのは居間や茶の間、リビング等でしたがこちらは半分の２０％の人が回答していましたのでなんといっても庭が圧倒的に多かったということがわかります。

では庭に出た時に転倒に気をつければいいのかというとそういうわけではありません。

回答を室内と庭とで分けると室内で転倒したことのある人が上回ります。特に７５歳以上になると室内で過ごす人が多くなるからか比率が上がってくるそうです。

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屋外での転倒

自宅で転倒するのと同じくらい外出先で転倒している人も多いです。

６０歳以上で1年以内に自宅で転倒したことがある人が9.5％だったのに対し、屋外での転倒の経験がある人が9.1％とほとんどかわりませんでした。

転倒から要介護になってしまう人も

転倒したために骨折し、入院してそのまま寝たきりになってしまう人も少なくありません。

要介護になった原因として骨折・転倒は10.2％が占めています。実は認知症や病気などではなく要介護になってしまう人もとても多いのです。

骨折は上半身よりも下半身が多く、立ち上がったり歩けなくなってしまうことが多いそうです。

また、女性のほうがけがしやすく重症になりやすいとされています。

転倒を防止するためには

転倒を防止するためには普段生活している場所で転倒し易い場所がないかどうかチェックしておきます。

チェックするための合言葉として「ぬかづけ」という言葉があります。「ぬ」は「ぬれているところはすべりやすい」。「か」は「かいだん、段差のあるところは転びやすい」。「づけ」は「片付けてない場所はつまづきやすい」です。

また、普段からしっかり意識して身体を動かすようにすることで簡単に転倒防止できます。しっかり歩くようにすれば転倒の半分は防げると言われています。

もし余裕があるようでしたら簡単なストレッチをして身体をほぐし、筋トレやバランストレーニングなどを行いましょう。足や指を動かすのも立派な運動です。

それから、家の中は極力移動しやすくバリアフリーにしましょう。段差をなくしたり、手すりを設置することで転倒を防止できます。

サービス付き高齢者向け住宅でしたら完全バリアフリー設計なので安心して生活することができます。

転倒防止するための体操

高齢と共に転倒のリスクは高くなり、転倒後の入院をきっかけに寝たきりや認知症になってしまうケースも少なくありません。寝たきりになるまではいかなくても、骨折した事で今までと同じような生活を送れなくなる事も多いです。では、転倒しないようにする為に日々の体操を行う事がどのような効果を持つのでしょうか。

①体操の種類を知る

転倒を防止する為に行う体操の種類は様々です。自宅で簡単にできる体操から高齢者向けの体操クラブもあります。体操の内容は全身を使っての体操から、椅子に座ったまま足や手のみを動かす体操があります。どのような体操を行うのか悩みますが一般的に転倒は下肢筋力の低下が主にあげられますので、足を使っての体操をお勧めしますが高齢

と共に全身の筋力が低下してきますので足と同時に全身の筋肉を使って体操を行うのも良いと思われます。

②自分に合った体操を行う

様々な体操がある中で、気をつけないといけない点が、自分に合った体操を行う事です。膝や腰等、身体のどこかに痛みのある方は必ず主治医などに相談してから体操を行うようにして下さい。主治医に相談を行う事で自分に合った体操がどのような方法なのかを聞く事もできます。また、楽しみながら行える体操を選んでみてはいかがでしょうか。

体操を行う事を苦痛と思われると続ける事ができなくなりますので、他者と一緒に行う事や好きな音楽に合わせながら体操を行う等、体操が自分の楽しみになるように行いましょう。決して無理をせず少しずつ始めてください。

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③短期間で効果を期待しすぎない

体操をはじめたからといって必ずしも転倒しないという事はありません。あくまでも予防の為であり、短期間で筋力の向上もみられません。日々、継続して行う事が筋力の向上や転倒の予防に繋がります。疲労が残らない範囲で自分の身体に合った時間で行い、体操後は十分な水分補給と休養をとりましょう。

施設を効率よく探す方法は？

高齢者の一人暮らしで最も心配なのが転倒です。転倒により骨折、入院となる高齢者が多いです。こちらから無料で相談可能です。
スタッフの介助や見守りが受けられる施設なら転倒のリスクも少なくなります。サービス付き高齢者向け住宅なら段差の少ないバリアフリー設計なので安心です。