介護保険事務のお仕事
記事公開日:2015/09/08、 最終更新日:2018/07/23
介護保険事務のお仕事
介護保険事務とは、介護保険の請求手続きをするのが主な仕事です。請求手続きは、利用者の負担額を計算したり、国や地方自治体に給付の請求をしたりしなければならない重要な仕事です。利用者の負担額も一律ではなく、食費や居住費等の介護サービス以外の費用の負担軽減の申請している方もいて、正確さや慎重さが求められる仕事です。今回は、そんな介護保険サービスの裏方とも言える介護保険事務について、役割や現状などについてお伝えします。
介護事務の役割とは
介護事務は利用者に費用を請求したり、国民健康保険連合会に介護給付費用請求を行ったりするのが主な役割です。介護サービスの費用は一律ではありません。介護度によって介護サービス費が違いますし、行うサービスにより様々な加算が付きます。加算には算定要件があり、要件を満たさずに請求してしまうと返戻をしなければなりません。そのため、各々の加算について幅広い知識が求められます。
同じ請求業務を行う仕事として医療事務という仕事があります。医療事務と違う点は、医療事務はその場で請求額を計算しなければならないのに対して、介護事務の場合は請求日までに請求額を計算しておけば良いので比較的焦らず仕事ができます。
介護事務として働くためには
介護事務として働いている人たちの現状を少し見てみましょう。介護事務の業務に資格は必要ありません。そのため多くの事業所では、介護事務として専任している人はほとんどおらず、ケアマネージャーや生活相談員等のスタッフが介護事務を兼任しているのが現状です。しかし、請求業務は正確さや慎重さ、介護サービス費についての幅広い知識が必要となります。高齢化に伴い利用者が増える事や、昨今の介護保険改定により負担額に関しても様々な変更がなされている事から介護事務を専任するスタッフを確保しようとする事業所も出てきています。
これから目指そうとする方へ
介護事務は民間資格なので、様々な資格が存在しますが、介護保険事務が行える資格として「介護事務管理士」、「ケアクラーク」、「介護事務実務士」などが一般的です。特にどの資格であっても介護事務に必要な知識を得られますが、知名度が高く全国的に展開している団体の資格を取得する方が就職の際にアピールできます。スクーリングの他に通信講座で受講する方法や自身のある方は独学で資格を取得する人もいます。介護事務は幅広い知識が必要なので、仕組みや内容を理解するのが難しい分野もあります。そのため、介護事務の資格を取得する人の多くがスクーリングや通信講座を利用して取得しています。通信講座を取得する際も疑問点のサポート体制がある団体を選ぶと良いでしょう。
このように、介護保険事務の仕事は介護保険請求業務や給付管理を行う大切な仕事です。介護業界のニーズはこれからも高まっており、それを支える介護事務の分野も非常に必要とされています。近年、介護の現場で働く人の離職率が話題となっています。介護の仕事に興味があってヘルパーの仕事を始めたものの仕事がきつく、辞めてしまう方が多いようです。介護事務の仕事なら他の介護職と比べて体力的な負担も少なく、子育て世代の方でも両立して仕事がしやすい職種の1つとなっています。介護の仕事に興味があるという方は介護保険事務で働くことを考えてみるのはいかがでしょうか。
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