国民年金第3号被保険者って誰?
記事公開日:2015/09/09、 最終更新日:2018/07/23
国民年金第3号被保険者って誰?
国民年金は国民全員が加入する義務があるものです。加入者が納めた保険料で社会保障が成り立っています。年金は誰しも受け取る権利があり、加入者は公平に扱われるべきであると思われます。しかし、年金に関して問題視されている点が多いのも実状です。
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公的な社会保障による年金制度であり保険者は国、20歳以上60歳未満のすべての方を対象としており、自営業者とその家族・学生・フリーター・無職の方などを「第1号被保険者」と呼びます。厚生年金保険の適用を受けている事業所に務めている方は自動的に国民年金に加入することになっています。この方達を「第2号被保険者」と呼びます。第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者を「第3号被保険者」と呼びます。
「年金3号問題」ってなに?
年金3号とは、第3号被保険者のことを表しています。何が問題になったかというと、第3号被保険者は専業主婦(主夫)であり、国民年金の保険料は支払わなくてよいことになっています。第2号被保険者である夫が妻の分を支払っていると思い込んでいる方がいるようですが、それは間違いなのです。第3号の保険料は第2号の被保険者全体からの拠出によるものなのです。そこで同じく専業主婦の第1号の妻の場合は保険料を自分で支払わなくてはなりません。そのうえ第3号の妻は老齢年金を満額受給できることになっており、優遇され過ぎだと批判されるようになりました。
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おなじみの「配偶者控除」も
夫の扶養に入ると、年収100万円以下なら住民税・所得税は免除され、夫の税金も減額されます。
こういった背景も少なからず、「年金3号問題」に影響を及ぼしているのではないでしょうか。時代の変遷と女性の社会進出もあって、生涯独身の女性も増えてきています。そういった点から考えても公平さを欠いているのではと思わざるを得ません。
国民年金制度の運営状態が厳しいことは、よく取り上げられている情報なので、ご存知の方も多いと思います。社会保障制度と位置づけがされているのであれば、公平に保険料を徴集すべきです。しかし生計をたてている第2号の夫が非正規扱いであったり…労働条件の不遇などの社会的な問題も多く、一概に言えない部分もあります。今後は第3号被保険者の見直しが行われていくことになるでしょう。また、「社会保障と税の一体改革」により、消費税が増税されました。増収分は社会保証障制度に充てるということになっていますので、国民年金の安定性は確保されそうです。格差をなくす社会を目指すならば、「年金3号問題」は避けて通ることはできないでしょう。
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