介護現場で働く看護師
記事公開日:2015/09/11、 最終更新日:2018/07/23
介護現場で働く看護師
看護師は、以前から需要が高く人気のある職種の1つです。今までは医療の現場で活躍する看護師が圧倒的に多かったのですが、介護の現場で働く看護師が増えてきました。現在、就業している看護師の約10%が介護業界で活躍しています。今後、更に高齢化が進むことが予測され、介護業界で必要とされる看護師はますます増えていくでしょう。今回は介護現場で働きたいと考える看護師の方へぜひ知っておいて欲しい3つの事についてお伝えします。
どのような活躍の場があるのか
まずは、介護の現場において看護師が活躍する場について整理してみましょう。看護師が活躍する介護現場は主に訪問系、通所系、入所系の3つに分ける事が出来ます。では、順を追って簡単に説明していきます。
訪問系は訪問看護ステーションで在宅ケアをサポートするのが仕事です。在宅で行う医学的な管理やターミナルケア等を行います。訪問系の業務は、自分で判断しなければならない場面が多くあります。通所系や入所系に比べて知識や経験が必要となるかもしれません。通所系では、通所リハビリテーションやデイサービスの事業所で利用者の健康管理や入浴や排泄介助などを行います。通所系では、一般的に看護業務よりも介護業務が求められる事が多いようです。入所系では看護師が特別養護老人ホームや老人保健施設等で健康管理全般を担っています。医師の指示により服薬管理や医療補助を行います。また、経管栄養の管理や緊急時の対応等、行わなければならない仕事は数多くあるでしょう。
このように介護現場によって求められる事が異なります。自分の経験や知識を活かせる職場に就くと良いでしょう。
介護現場で働くことの魅力とは
介護現場と医療現場は仕事の性質が大きく異なります。その為、医療現場から介護現場へ転職した人は仕事の違いに戸惑ってしまうと感じる人もいるかもしれません。では、介護現場で働く事ことの魅力は何でしょうか。介護現場で働く看護師の多くは、生活全般を支える事が出来ることに魅力を感じると答えています。
医療現場では一刻一秒を争うことが多く、病気だけに注目が集まります。しかし、介護現場では病気ではなく、その人自身を診る事が大切だと言われています。そのため、介護現場で行う看護業務は、入院生活では知る事の出来なかったその人の生活を支えるという非常にやりがいのある仕事だと言えるかもしれません。
訪問系サービスの需要が急増中
近年、高齢化が進み訪問看護の需要が高まっています。現在訪問看護に携わる看護師は全体の2%ですが、今後更に増えていくことが予想されます。オランダやイギリス等、介護先進国では看護師による訪問事業が拡大しています。オランダでは要介護状態にある高齢者の6人に1人が看護師による訪問事業を利用しているという報告もあります。イギリスでは、これら看護師による訪問事業により、施設入所や病院へ入院する人が著しく減少し国の医療費削減に貢献しています。現在の日本の平均入院日数は、諸外国の平均入院日数と比べると長い傾向にあります。今後、入院から在宅医療への転換が更に進んでいくと、訪問看護への期待はますます増えていくでしょう。
今回は介護現場で働く看護師に焦点を当ててみました。現在、介護現場で働く約半数は40代~50代の看護師です。若い看護師が少ない理由の1つに介護現場で働いていると最新の医療に遅れてしまう事への不安が挙げられます。しかし、介護と医療は全くの別物です。介護現場では最新の医療や技術は必要ありません。介護に必要なのは利用者の生活を診る力です。そのような仕事は決して医療現場では出来ません。現在、介護現場を盛り上げる若い看護師はとても必要とされています。是非、介護の現場で働く事を考えてみるのはいかがでしょうか。
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