自分の年金受給年齢を確認しよう
記事公開日:2015/09/17、 最終更新日:2018/07/23
自分の年金受給年齢を確認しよう
20歳から60歳までの間に、最低25年間、国民年金に加入していれば国民年金の受給資格がもらえます。2015年現在、国民年金支給開始年齢は65歳からになっていますが、年金受給年齢は開始時期を引き上げたり引き下げたりすることが出来ます。また、年金の種類や生年月日によって年金受給年齢が異なることもあります。自分のマネープランを考える上で、年金受給年齢がいつから始まるのかを確認しておくことはとても大切なことです。今回は、年金受給の開始年齢について、年金の種類別に確認していきましょう。
年金の種類によって開始日が異なる
まずは、年金の種類による年金受給年齢の違いについて確認していきましょう。今回は、国民年金と厚生年金について確認していきます。国民年金における老齢基礎年金は原則65歳に達した月の翌月から支給が開始します。例えば、4月生まれであれば翌月の5月から支給されます。ただし、年金の支給は偶数月に行われるため、実際に支給されるのは6月になります。
厚生年金における老齢厚生年金も国民年金と同様に65歳から支給されます。しかし、厚生年金に加入していた人は、特別支給の老齢厚生年金が受け取れます。特別支給の老齢厚生年金は、生年月日にもよりますが、65歳より前から受け取れる人もいます。
生年月日によって受給年齢が異なる
では、次に厚生年金に加入していた人が、生年月日によって受給年齢が異なるケースがあることを確認していきましょう。現在、特別支給の老齢基礎年金を受取っている人の中には60歳から受け取りが開始した人もいますが、昭和28年4月2日から昭和36年4月1日の間に生まれた人は、段階的に1歳ずつ受給年齢が引き上げられています。昭和36年4月2日以降に生まれた人は特別支給の老齢厚生年金を受け取ることは出来ないので、年金受給年年齢は65歳からになります。
いま説明した内容は、厚生年金に加入した男性のケースです。女性の場合は、男性より5年ズレており、昭和41年4月2日以前に生まれた人であれば65歳になっていなくても年金を受給することができます。
繰り上げ・繰下げ受給とは
最後に、任意で年金受給年齢を繰り上げたり繰り下げたりできる制度をご紹介します。この制度を使うと、年金受給年齢を65歳より前にしたり、後にしたりすることが出来ます。繰り上げを行うと、65歳以前から受給できるというメリットがありますが、一ヶ月繰り上げる度に0.5%減額されてしまします。繰下げも同様に70歳まで繰り下げることができ、一ヶ月繰り下げる毎に0.7%受け取る年金を増額させることができます。年金の繰り上げ、繰下げ制度は任意で年金受給年齢を変更できる制度です。自分がどのタイミンングで年金を受給すれば一番得なのかを試算すると良いでしょう。
現在は、一部の人たちを除いて国民年金も厚生年金も65歳から始まります。また、年金の種類や生年月日により支給開始年齢が異なる場合や、任意で繰り上げや繰下げを行うことで、支給される年金額が異なる点も確認することができました。しかし政府は、現在65歳から始まる受給開始年齢を更に引き上げる案を考えており、今後は、70歳まで引き上げられるのではないかと言われています。まだ年金受給年齢に達していない人であっても、老後の資金を上手に運用するために、自分の年金受給年齢をしっかり把握しておきましょう。
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