法律の話。介護保険法施行令って何?
記事公開日:2015/10/02、 最終更新日:2018/07/23
介護保険法施行令って何?
法律の話になると、頭が痛くなってしまう人もいるかもしれませんが、介護保険について良く知るためには法律の知識も必要です。今回は、介護保険法についての知識を深めるための法律の話をしていきたいと思います。
介護保険法は国会で定められています
法律は厳しい縦社会になっています。ちょうど会社の社長、部長、課長などと役職が決まっているように法律にも優劣が決められています。社長にあたるのが、介護保険法です。法令は国会で決定されますが、改正する際にも国会の承認が必要なので改正するのは非常に時間がかかります。介護保険法は会社の就業規則や年度目標に似ています。根幹をなす非常に重要なことが書かれていますが、具体的なことは記載されていないので細かいルールを定める必要があるのです。
介護保険法を具体的にしたもの
年度目標を基に各事業で何をすべきかを具体的に考えるのが部長や課長の役割です。介護保険法施行令は社長の命令を部下に伝える部長の役割を果たしていて、内閣総理大臣や各省の大臣の集まりである内閣で決定されます。介護保険法施行令は介護保険法の細かな手続きやルールなどを具体的にしたものですが、介護保険法に反した内容になってはいけません。また、介護保険法施行令で定めたルールの中には、手続きなどを定めたルール以外に、法律に変わって国民の権利や義務を定めた委任命令と呼ばれるルールを定める場合があります。委任命令を定める場合は、介護保険法の中で「〇〇に関しては政令(介護保険法施行令)で定める」と明記されていなければなりません。
また、介護保険法施行規則は介護保険法施行令を基に厚生労働省が定めたルールのことを指します。その為、一人の大臣が発する介護保険法施行規則は、介護保険法施行令よりも効力が下ということになります。
どのように扱えば良いのか
実際、ケアマネージャーや生活相談員など介護保険法を扱う立場にある立場であっても、介護保険法施行令を目にする機会は少ないでしょう。しかし、法律の優劣について知っておけば、異なった解釈がある場合、介護保険法施行令などを確認することでどちらの解釈の方が正しいのか判断できます。
また、解釈通知に至るまでに介護保険法や施行令、施行規則など階層的に法律のルールが決められているという仕組みが分かると、介護保険法が改正されたら今までの解釈も異なることに気づき、早急に対応できるようになるでしょう。
いかがでしたか。法律の話は難しいですよね。詳しいことは分からなくても、私たちが扱う介護保険法が階層的になっていることや優劣がつけられているということを理解しておくと、介護保険法を扱うときに役立つでしょう。
施設を効率よく探すには?
老人ホームへの入居で困ったらこちらから相談しながら入居先を決めましょう。無料でプロが相談に乗ってくれます。介護保険のことや老人ホームのことなどわからないことも相談しながら納得のいく入居先を見つけることができます。
人気記事
老人ホーム探しはおまかせください
お住まい相談員がピッタリの老人ホームをご提案
09:00~18:00
(年中無休)
老人ホーム探しは、わたしたちにおまかせください!
相談無料!
全国対応!
相談無料!
全国対応!