介護老人保健施設の大きな使命
記事公開日:2015/10/02、 最終更新日:2018/07/23
「社会的入院」っていったいなに?
体調や骨折等の外傷の急性期を乗り越え、入院加療の必要が無くなると退院しなければなりません。入院の必要が無いにも関わらず、入院を続けると医療費が増大し国の財政を圧迫する事になり国力の疲弊に繋がります。悪影響は国政だけでなく、入院している本人にも及びます。その本人への悪影響とは、過度な療養により筋力が低下し寝たきりになる、或いは生活不活発病若しくは廃用症候群とも言いますが、多臓器の働きが低下します。多臓器の働きが低下した結果として現れる代表的な例を挙げると肺炎・心拍の低下・尿路結石や尿路感染症・見当識障害等があります。肺炎は日本人の死亡原因の上位に挙げられており、取り返しのつかない事態に及ぶ可能性も十分考えられます。あまり聞き慣れていないかも知れない見当識障害というのは、時間や場所が分からなくなる状態です。
介護老人保健施設とは?
入院後退院する際に在宅生活に復帰する事が出来るのが最良ですが、急性期を脱しても入院は必要ないもののいきなり在宅生活に戻るのは難しいケースも多々あります。そこで利用するのが介護老人保健施設です。流れとして退院し、介護老人保健施設に入所した後在宅復帰が出来る状態になってから在宅生活に復帰するという事です。介護老人保健施設の役割は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリテーションの専門家が日常生活上の機能訓練を提供して、対象者が日常生活動作上で抱えている問題を解決する事で、在宅復帰を目指すシニアの方を支援する事です。勿論医師と看護師の医学管理と介護職員による介護の提供も受ける事が出来ます。介護保険において施設サービスに分類される介護老人保健施設は在宅生活へのワンクッションです。
介護保険上の在宅復帰とは、退所後自宅だけでなくケアハウス・有料老人ホーム・グループホーム等へ入所する事を含みます。
もちろんケースにもよりますが、私が最もおすすめしたい介護老人保健施設の選び方は在宅強化型介護老人保健施設を選ぶという事です。この在宅強化型介護老人保健施設というのは、3つの条件全てを満たしている状態を維持継続している施設です。
この3つの条件と言うのは「過去6カ月の在宅復帰率が50%以上である事」・「過去3カ月のベッドの回転率が10%以上である事」・「過去3カ月において、要介護認定で4又は5で認定を受けている利用者の割合が35%以上である事」です。つまり在宅強化型介護老人保健施設は名称の通り在宅復帰に強化した介護老人保健施設です。
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