認知症発症後をより良いものに
記事公開日:2015/10/05、 最終更新日:2018/07/19
初めての相談はたいてい付き添いで
認知症を患っている方が、「最近物忘れがひどくて」と初診を一人で受ける事はほぼありません。認知症の短期記憶障害と健忘(いわゆる加齢による正常な物忘れ)は大きく違います。短期記憶障害は体験そのものを記憶しておく事が出来ない為、連想するヒントを与えても思い出す事はできず、そもそも忘れていると自覚する事も難しいです。認知症の方が短期記憶障害を理由に一人で初診に来る事は無く、ほぼ付き添われて相談に来る原因はこの為です。つまり認知症の相談を早い段階で出来るかどうかは周囲の方が、常日頃からどれほど関心を持ち異変に直ぐ気付く力があるかどうかで異なってきます。
対して健忘は加齢による脳細胞の減少から物事を少し思い出しにくくなっている状態で、ヒントを貰うと思い出す事が出来、忘れているという自覚があります。
周囲の気づきも大切です!
認知症と言うのは脳が不可逆性の器質的変性を起こしている状態の為に、高次脳機能が障害される事で起こる症状です。この変性は進行します。少しでも進行を遅らせる為には、早期発見と適切な医療・介護の提供を受ける事が重要です。
血管性認知症の場合は発症の特性上除かれますが、正常な状態と認知症の間の軽度認知障害の時点で発見されるのが理想です。しかしながら軽度認知障害の時点では自覚症状が無い場合もあります。何故この時点での発見が理想かと言うと、対応によっては正常な状態に戻る事が可能だからです。逆に言えばこの時点で気付き、対策を取らなければそのまま認知症に移行してしまうという事です。
認知症に移行した後でも、早い段階から対処するのと、後から対処するのとでは進行の早さに随分と差が出ます。
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予後の生活の質をより良くする為に早め早めの受診を心掛けて下さい。認知症がまだ痴呆、呆け等と呼ばれ蔑視されていた頃と比べると、随分と偏見の目もマシになっており、相談に行く事が恥では無い様になってきています。認知症に関する相談は、脳神経外科や物忘れ外来の看板を掲げている医療機関を受診する事で可能です。自治体等でも定期的に認知症の相談の場を設けている所もありますので、相談を希望されている方は一度お住いの自治体の広報を見てみる事もお勧めします。
定期的な検査を受けましょう
早期発見の為には周囲の方が異変に気付く事が重要ですが、もう1つの早期発見の手立ては年に1度程度のペースで定期的に脳神経外科を受診して、検査を受ける事です。MRIや脳血流量の検査を受ける事で客観的データが残り、前回と比較する事が可能になります。この為、異常や脳血流量の低下等に気付きやすく、万一異常や血流低下が認められたとしても、より自身に合った具体的な相談をする事が出来ます。
施設を効率よく探すには?
認知症が発症したら深刻な状態になる前に対策を考えておきましょう。老人ホーム探しはこちらから無料で相談することができますよ。
認知症が深刻化して徘徊などがあれば事故などのトラブルになることもあります。取り返しのつかないことが起こる前にできることからはじめましょう。
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