認知症予防に地域活動!高齢者の力が地域を支える
記事公開日:2015/05/28、 最終更新日:2018/07/31
高齢者は地域の担い手
地方だけでなく都心でも高齢者の割合が進んだ現代日本。
最近は65歳以上でもまだまだ働き盛りの元気なシニアも多いです。
活発なシニア世代は地域の活動にも積極的に参加しています。こうした高齢者の活動が地域にとって重要な役割を果たしているということが最近わかってきました。
見守り活動
地域の老人クラブで通学路の見守りを行っていることも多いです。
例えば伊勢崎市では下校途中の小学生を見守る活動を行っています。
通学路を見守ることで子どもたちはもちろん、保護者も安心します。また、子どもと高齢者が触れ合う機会にもなります。
体に無理のない範囲で、もしものことがあった場合にボランティア保険に加入して参加してもらっているそうです。
また、老人クラブで見回りをすることで空き巣やひったくり、痴漢等地域の犯罪の抑止効果も期待できます。
これはまた別の地域ですが、駅前が若者のたまり場になっていたところがあるそうです。
駅前にベンチをおいて高齢者のふれあいスペースをつくってそこで交流するようにしたらたむろする若者はいなくなり、ごみも少なくなったそうです。
ベンチに集まっておしゃべりするだけでも地域の雰囲気は良くなります。見回りまでしなくても花を植えたりといったことをするのも地域環境に貢献できます。
花が多い地域は花が少ない地域と比べて空き巣などの被害が少ないと言われています。空き巣は綺麗に整備された街はターゲットにしない傾向があります。
高齢者にとってもいいことづくし
地域活動に参加することは高齢者にとってもいい効果が現れます。
地域のコミュニティサロンに頻繁に参加している高齢者はそうではない要介護認定を受けるリスクが低いと研究で判っています。
愛知県武豊町では自立した高齢者が集まって会話や体操を行う「憩いのサロン」という活動を行っています。
このサロン開設前と後とで参加者の状態を5年間追跡しました。
そしてサロンに通う頻度と要介護認定を受けるリスクについて検証を行ったところ、サロンに頻繁に参加している人ほどリスクが低いそうです。そうでない人と比べるとリスクが半分以下となっていたそうです。
健康状態は事前に参加者と非参加者に偏りがないように調節されていたとのことです。
このことから、仲間とのふれあいや一緒に行動することが介護予防に効果的だということがわかります。
また、別の調査でも老人クラブによる外出により8割の人が健康状態が良好で、自発的に2日に一度は外出していると回答しています。
老人クラブでは孤独死を防止するための活動も積極的に行っています。一人暮らしをしている世帯や高齢夫婦だけの世帯、病気をしている人の家を訪問し、会話を通じて元気を出してもらおうという試みです。
おしゃべりをするためのサロンを作り、閉じこもりを予防するという取り組みをしている地域もあります。
認知症予防にも効果的
認知症の原因は今のところはっきりとは判っていませんが、習慣的に運動をし、社会参加、知的活動、生産活動といった社会的なネットワークに参加することが認知症予防に効果的なのではないかと考えられています。このことから、老人クラブなど地域コミュニティの集まりや活動に参加することは認知症の予防にもつながっていくのではないかと考えられます。
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