胃ろうが条件付きで医療行為でなくなった理由
記事公開日:2015/11/02、 最終更新日:2018/07/19
胃ろうが条件付きで医療行為でなくなった理由
胃ろうは胃にチューブを通して、口腔内を通さずに直接栄養物を胃に運ぶものです。
食事が自分で食べる事が出来ない人、飲み込みができない人が主に行っています。基本的に朝、昼、晩と1日3回栄養剤を注入するというやり方になります。
以前は医療行為でしたが、最近では条件付きで介護士が行えるようになりました。
なぜ介護士が行えるようになったのでしょうか。
➀24時間看護師が配置されている施設は少ない
老人ホームでは24時間体制で看護師を配置している施設は少ないです、老人保健施設ぐらいでほとんどの施設では夜間帯や早朝は看護師を配置していません。
その為、胃ろうの高齢者は受け入れる施設はほとんどない状態になってしまいました。どこも見てくれない、自宅に帰ることもできない、といった高齢者が問題となっていたのです。
②介護士からの声もあった
実際現場では医療行為と知っていながらやむ得ず介護士が胃ろうの処置を行うことがありました。介護士としてはやりたくない、違法だと思っていると分かりつつ行わざる得ない状況でした。
その為、介護士側からも胃ろうの医療行為解除を求める声が上がったのです。
また、看護師からも同様に介護士の医療行為の解除を求める声が上がりました。
③介護士が胃ろうを行う条件
介護士全員が胃ろうを行えるという訳ではありません、きちんと研修を受けた方でしか胃ろうは出来ない決まりがあります。
また範囲についてもきちんと定められています。
・範囲について
経管栄養(胃瘻・腸瘻・経鼻経管栄養からの注入)になります。
・研修について
定められた研修を行う必要があり、研修を開催する事業者も一定の条件を満たす必要があります。50時間ほどの講習時間で、実技もあります。
看護師に付き添っての実地研修もあります。
また、胃ろうの研修は、たん吸引の研修とセットになります。
胃ろうは長年介護施設を悩ましていた問題の一つでした。今後も介護士による医療行為の解除は進められていく傾向にあります。
施設を効率よく探す方法は?
現在では介護施設で胃ろうを行うことが可能です。ただし、すべての施設で胃ろうを行っているわけではないので受け入れ可能かどうか確認する必要があります。胃ろう対応可能な施設を探すならこちらから無料で相談可能です。
胃ろうのほかに必要な医療行為がある場合にもお住まい探しのプロにお伝え下さい。条件に当てはまる施設をお探しします。疑問点や不安がある場合にも解消しながら納得のいく施設探しをサポートします。
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