暴言を発する高齢者の対処方法
記事公開日:2015/11/06、 最終更新日:2019/02/25
目次
暴言を発する高齢者の対処方法
高齢者の中には暴言を言う人がいます。そういった暴言を発する人への対処方法とはいったいどういったものがあるのでしょうか。
何に対して不満を言っているのか確認する
暴言を発する人を対処した人がよく感じるのは、言葉がキツくて怒っていた、怖い思いをしたということです。発さられる言葉が強すぎて内容自体を上手く掴めていないことが多いです。また、暴言を発している人は興奮している場合がありますので、通常話しているよりも内容が把握しにくい場合が多いのです。
その為、暴言は暴言と捉えても良いのですが、内容を漏らさず把握するようにしましょう。
不満を溜め込んでいる人が多い
暴言を発する人の特徴としては、日頃から何らかの不満を溜め込んでいる人が多いです。その為、溜まりに溜まった不満が暴言として出てしまうことがあります。
そういった人に対しては、日頃からきちんと対応しておき不満が積もらないようにしましょう。
また、こまめに話を聞く時間を作って、不満を出してもらうなども有効な方法ですので是非試してみることをお勧めします。こういった話をする際には1対1で話して、相談室などできるだけいつもと違う環境で過ごすことをお勧めします。
身体の自由を失うことによる苛立ち
高齢者の多くは、年とともに身体の自由さを失い、高齢者自身が動きたいのに動けず、さらに、やりたいようにうまくできなくなります。そのため、どうすれば昔のように動くことができるのか、自分でやりたいことをできるのか悩む時期がきます。
このような状態の時、介護者や周囲が自由にやりたいことをしている姿を見た時、どうして良いのかわからず暴言という形で、怒鳴ったりしてしまうことがあります。これは、やり場のない自分自身への怒りの現われとなっているのです。
孤独感から出現
特に認知症高齢者は、自分自身が輪の中心にいないと孤独感を感じてしまいます。そのため、高齢者が話をしている輪の中心にいないと感じた時、無視されている・邪魔にされているという風に間違った解釈をしてしまうことがあります。
このような状態の時、「私だけ仲間はずれにされている」と感じ、暴言となり周囲の目を自分に向けようとします。何が悪いというわけではなく、ただ単に自分を見て欲しい自分も仲間に入れて欲しい、それだけのことなのです。しかし、どうして欲しい・こうしたいということを、上手に人に伝えることが難しく、暴言という形で表現をしてしまっているのです。
肯定的に受け止める
暴言を言われた時、介護者やそのほかの家族は非難してしまいがちです。しかし、高齢者は決して人を傷つけようと暴言を吐いているわけではなく、ただ単に自分に目を向けて欲しいという思いだけなのです。高齢者も仲間に入れて話をできる環境にすることで、暴言が減少することも少なくありません。
また、高齢者にはわからない話であっても、その話の中に入っているということが重要なことになります。そのため、わからないから仲間に入れないのではなく、わからなくても仲間に入れて話をすることがポイントとなります。暴言を吐いたとき、否定的になるのではなく高齢者の心に寄り添い肯定的に受け止めることで、暴言が減少することが多いです。
本当に暴言なのか、判断を見誤らない
人によっては普通の言い方をしていても威圧的な言葉だったり、大きな声で相手を威嚇するような話し方の人もいます。それを暴言だと捉えてしまうことがあります。
生活歴をしっかりと把握して、その人がどのような人生を歩んできたのか、昔からこういった話し方や性格だったのかなど知ることが必要です。地域によって言葉がキツく聞こえる方言もありますので出身地を調べてみることも大切な対応方法です。
また、そういう人こそ話している内容をきちんと把握することが大切です。話している内容としては特に不満を言っているわけでもないのに、暴言に聞こえる、怒っているように聞こえるというのは話を聞く側の理解の違いですので注意しましょう。
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認知症の高齢者の中には暴言や暴力といった問題行動が見られることがあります。家庭での介護が難しく、老人ホームへの入居が必要な場合にはこちらから無料相談してみましょう。
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