歩行器使用時の注意点
記事公開日:2015/11/09、 最終更新日:2019/03/29
歩行器を使用している高齢者の数は年々増えていています。歩行器は様々なタイプがあり、元気な高齢者が使う歩行器、歩行がかなり不安定な人が使う歩行器など使う人の状態によって使い分けられています。
目次
気をつけるポイント
歩行器を使用していても、歩行が不安定で転倒のリスクがあります。周りの人による見守りや介護を必要とする場合があります。
斜め後ろが基本
歩行器の方を見守る時の介護者の場所としては、斜め後ろが基本になります。
歩行器の方が転倒するのは、ほとんどの場合前後ろに倒れてしまうという場合です。次に多いのが前に倒れ込んでしまう場合です。
その為、斜め後ろについている場合は、その両方にも対応ができますし、もし前に倒れ込んだ場合はいつでも手が差し伸べる位置で一緒に歩くと良いでしょう。
立ち上がり時に転倒が多い
歩行器を使用しているシュチュエーションで一番転倒が多いのは、立ち上がり時の転倒です。
歩行器に捕まって立ち上がろうとすると、思ったより足に力が入っておらずに崩れてしまう。ブレーキがかかっていなくて前に倒れ込んでしまうという転倒事故が多いです。
その為、歩行器を使用して立とうとする人を見かければ、必ずブレーキがきちんとかかっているのか確認、歩行器を支えつつ、高齢者の腰辺りを支えると何かあった時でも安全を確保することができます。
U字歩行器を使用している場合の注意点
パーキンソン病の方の場合はU字の歩行器を使用していることが多いのですが、この場合は前に倒れることが圧倒的に多いです。後ろに倒れることはほとんどありません。
その為、介護者としては斜め前に立つようにしましょう。斜め前に立つことによって、転倒を予防することができますし、パーキンソン病の場合は障害物にぶつかることが多いですのでそれを予防することもできます。
この場合でも同様に立ち上がり時には十分注意しましょう。
また、U字の場合は完全に体重を預けて歩く場合が多いですので、ブレーキを常に軽く効いている状態にしておくなどの対策をしておきましょう。
歩行時のリスクを回避しよう
歩行器を使っていれば安心ではなく、歩行器を使っているときも周りの人は見守りや介助をする必要があります。家の中だけではなく、外にでかけた時もそうですし、天候によっても注意度が変わってきます。
いつも油断せずに常に相手の立場に立ってものを考えることが大切です。
一般的な歩行器
比較的元気な人が使う歩行器は、軽量であり荷物などを載せることができて、歩くために使うというよりも荷物を載せて歩くということを目的としている場合多いです。買い物などに使用している人が大半です。
軽量であればバスや電車などの公共交通機関を使用した場合、移動が楽ですので好まれています。
しかし、軽量の為体を預けて使うのはあまりおすすめはできません。使用状態によっては歩行器ごと転倒する恐れがありますので十分注意しましょう。
体を預けて使う歩行器
歩行器の中には体をもたれさせて使うタイプの歩行器があります。多くの場合はしっかりとした作りであり、重さも7kgから10kgぐらいの比較的重たいタイプです。
歩行器によっては肘を置く場所があったり、途中で休憩するように椅子が付いているタイプも多いです。
こういった歩行器は歩くためには非常に安定していますが、持ち上げたりするのは難しいですので、バスや電車などには乗りにくいといえます。
U字型の歩行器
歩行器自体がU字型になっており、中に体を入れることによって安定して歩行できるというものです。これはパーキンソン病の方に非常に有効なもので、進み方も緩やかになるように作られています。進みすぎないことが特徴的です。
また、U字の中に体を入れるので、障害物にぶつかった際にもある程度のクッションになってくれますので、歩行が不安定な方でも安心して使用することができます。
歩行器は購入で買うのが基本ですが、介護保険のレンタルもありますので最初はレンタルで使用しながら様子を見ていくこともお勧めですね。
老人ホームでの歩行器の対応
足に病気などを抱えてしまうと、歩行補助用具などを利用して歩かなければならない状況になることもあります。歩行器は杖以上に効果を発揮することがあり、環境や身体機能から決めていくこともできます。
歩行器は価格も高くなっているケースが多く、老人ホームで無料で利用できるようにもなっています。
歩行器の目的や選ぶポイント
多くの老人ホームでも使うことができる歩行器ですが、利用する際には目的を決めていかなければなりません。例えば体を支持させることができたり体重の負担を減らすこと、さらにはバランスをサポートしたり、歩行パターンにおける矯正などを行います。そして日常生活において歩くスピードを早めたり、耐久性を向上させていくこともできます。
そんな歩行器も最適なものを選ばなければなりません。歩行器にある機能を確認していき、最適な用具をきめていきましょう。適合をはかっていくことも大切で、選び方を把握していきましょう。
まず腕を伸ばし歩行器を使って体重を支えていくことができるか知っておきましょう。上肢を伸ばしていく姿勢を保っていきながら体重を支持させていくことが重要で、肘を曲げている状態で体重が支持できないといけません。
②屋内外で利用する歩行器を見つける
歩行器の利用について屋外か屋内か把握しましょう。車輪も大きくなっているのがありますので、老人ホームなどの屋内で使えるかを判断しなければなりません。反対に外に出る時に車輪などが適応しているか知っておく必要もあります。移動をする時には斜め後ろで見守っていくことが基本です。歩行器の方を見守っていく時は転倒するケースを考えていかなければなりません。大半は前後ろへ倒れていきますので、ケアをするためにも斜め後ろで見ていきましょう。
老人ホームを利用する時は住宅型の有料老人ホームを選択するといいでしょう。筋力などの状態にあわせて、歩行器や車いすなどをスタッフがその都度選んでいきながら、レンタルを行うことができます。
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