まだら認知症とは? 原因と対応方法
記事公開日:2015/11/12、 最終更新日:2018/07/19
まだら認知症とは? 原因と対応方法
まだら認知症は、その名の通り認知症状がまだらに出るということです。通常の認知症に比べて、人それぞれ症状が違いますので対応も柔軟に行わないといけません。
まだら認知症が起きる原因と、その対応方法についてご紹介していきます。
①脳血管性認知症によく見られる
認知症には数種類があり、その中でも脳血管性認知症でよく見られる症状です。脳梗塞などによって脳の一部の機能が低下して起こるのが脳血管性認知症ですが、機能が低下する部分によって低下する部分が違います。
脳の場所によって記憶力を司るところ、計算力を司るところ、時間を判断するところなどがありますので、その部分によってまだらに認知症が出てきてしまいます。
②日によって症状の出現具合が違う
認知症の人によっては日や時間によって認知症が強く出ている時、認知症がほとんどない時があります。これは原因ははっきりとしていませんが、本人の体調や、薬によっても引き起こされることがあります。
薬が合っていない場合も出ますし、薬が合っている場合も効果が続いている間のみしっかりするということもあります。
③原因を把握する、介護者同士の連携が大切
まだら認知症の場合は原因を特定することが非常に難しいのですが、例えば薬が変わった、環境が変わった、介護者が変わったなどの場合は把握することができます。
また、介護者同士の連携、施設であれば介護士同士の申し送り、家族であれば家族同士の連携をして、どのような状況で起きたのか、どんな言動や行動をしていたのかなどを共有するようにしましょう。そうすることによって、今はしっかりしている状態、認知症の状態と判断しやすく、対応も合わせやすいです。
まだら認知症は高齢者本人も混乱してしまいがちですが、きちんと対応をする。得意なことを率先して行ってもらうなどをしておけば、良い方向に進むことがありますので通常の認知症に比べて認知症状が改善の方向に進むことが多いです。
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