医療が中心の介護施設
記事公開日:2015/11/20、 最終更新日:2018/07/18
目次
医療が中心の介護施設
介護施設には種類があり、その中で介護療養型医療施設というものがあります。この施設は主に医療法人が運営しており、特別養護老人ホームや介護老人保健施設よりも重度の要介護者が入所し、医学的管理下で身の回りの介助に加え他の施設よりも充実した機能訓練を受けることができます。
①介護療養型医療施設の対象者
入所には条件があり、基本的には65歳以上で要介護1以上の方が対象になります。他にも伝染病がないことや長期入院の必要がないことなど施設による条件の違いもあります。
介護療養型医療施設は医療的ケアが充実している上、入所する対象者によって病床を分けてサービスを提供しています。
(1)介護療養病床
重度の要介護者向けの病床で吸引、胃ろう、経管栄養、酸素吸入などの医療処置を必要としたり、介護量が多い寝たきりの要介護者などが対象になります。
(2)老人性認知症疾患療養病床
重度の認知症の方向けの病床です。認知症に伴い幻覚、妄想、徘徊などの症状が出てくると家族による介護が困難になってきます。時には、精神科の適切な診断と治療が必要になることがあり、そのような方が対象になります。
また、60〜65歳の方でも初期の認知症がある場合は入所が認められます。
②介護療養型医療施設のメリット、デメリット
メリットは何よりも重要なのは医療的ケアが充実しているという点です。医師は入所者100人に対し3人常勤で勤務し専門的な医療を受けられます。また看護師による医療的ケアや機能訓練は回復期リハビリテーションを実施しています。利用料が比較的安いことも嬉しいメリットです。
デメリットは、メリットからわかるように人気があることや入所に条件があること、施設の新設が認められなくなり施設が減少し入所難易度が高くなったことです。そして、医療的ケアが中心になることから身の回りの介助以外の洗濯や掃除といった生活介助、レクリエーションはほとんど提供されません。さらに、他の施設と違い終身利用の約束はできない場合が多く、状態が良くなると退所しなければならない場合もあります。また部屋は個室やユニット型個室はなく従来型の多床室がほとんどです。
③介護療養型医療施設での1日
介護療養型医療施設は他の施設と違い、生活すると言うよりは入院生活に違くなります。基本的には、起床して、朝食をとってから検温があります。その後、昼食までの間にリハビリがあります。昼食後にもリハビリがあり、おやつ、夕飯、就寝という流れになります。リハビリは回復に向けた個人プログラムがつくられ、専門的に行われます。この間に入浴介助がや個人個人で必要なケアなどが入ることになります。レクリエーションなどがないため、デイサービスが好きだったり、仲間で集まって話すのが好きという方には少し辛い1日になります。
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