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高齢者の無気力とは

記事公開日:2015/11/25、 最終更新日:2018/07/18


高齢者の無気力とは

高齢者の無気力とは

高齢者は、ふっとした時にやる気がなくなり、無気力状態になっていることがあります。特に病気とかではなく、何があったと言うわけでもないのに、突然もぬけの殻のような状態になっており、介護者としてどのように接していいか悩む人も少なくありません。しかし、その無気力の陰には実は病気が隠されていることもあります。

高齢者の無気力とはどのようなものなのか、ご紹介します。

 

①呼びかけにも反応しない

一点をぼーっと見つめて、話しかけても何も答えないことがあります。トントンと肩を叩いても、反応をしなく意識がないのかもしれないと介護者が感じることも少なくありません。このような状況は、無気力状態で食事すらも食べないことも多く、そのまま寝たきりになってしまうことがあります。そのため、何もしなくなるような状態や、反応しない状況である時には注意が必要となります。

 

②反応を見て、動いてもらう

無気力状態の時、本当に何もしたくない・できない状態であるため、極力もとの世界に戻ってきてもらうことが重要です。ただ単にぼーっとしていることもありますが、無気力は認知症の進行に伴い発症していることもあります。

そのため、ただ単に疲れているもしくは考え事をしていて反応が鈍っているのか、認知症の進行に伴うものなのかを見極めるためにも、身体も頭も動いてもらえるよう支援することが重要となります。そこで、まったくの無反応もしくは、何もできない状況であった場合には医療へつなげていく必要もあるため、注意が必要となります。

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③いつもと違うは、大事なサイン

もともと、一人でいるのが好きでぼーっとしていることが多い高齢者もいます。しかし、一人でいることが多くても、いつもと違う無気力さを感じた時は注意が必要です。常にコミュニケーションをとっている高齢者が、無気力状態の時は介護者も変化に気づきやすいのですが、もともとコミュニケーションが少ない高齢者の場合には変化に気づきにくいことがあります。

そのため、ぼーっとしている姿を見ていつも違う、例えば食欲がない、トイレに行かないなど些細なことでも気がついた時、きちんとアプローチを行うことが重要となります。

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