高齢者にお肉を食べてもらう際の注意点
記事公開日:2015/11/26、 最終更新日:2018/07/18
介護職が高齢者にお肉を食べてもらう際の注意点
介護職は高齢者に対して、食事を用意することがあります。特に訪問介護の場合は食材を買ってきて、調理して、食事介助をするという一連の流れがありますが、お肉が食べたいと希望があった場合に、介護職としてはどういった点に注意していけば良いのでしょうか。
調理の際の注意点や食事介助の際のポイントなどをご紹介していきます。
①お肉の硬さに注意する
お肉は野菜などに比べると硬さがあり、この硬さが食べにくいといった要因、飲み込みが悪くなる要因になってしまいます。
まず硬さをある程度解消してあげることが大切になってきます。一般的に硬いお肉は煮込んで柔らかくするのが一番良いといわれています。しかし、調理の時間が限られていることが多いので、早くできて、なおかつ柔らかいお肉の調理方法をご紹介します。
お肉を柔らかくするためには、肉の繊維を潰すことがポイントです。調理前の肉を調理棒などでたたいて繊維を潰しておきましょう。そうすることによって短時間で、お肉がや若く仕上がります。
②しっかりと火を通す
高齢者は若い世代と比べても、抵抗力が弱く細菌などに感染しやすい状態になっています。お肉には生の場合は、菌が付着していることが非常に多く、熱処理が効果的ですので、しっかりと火を通すようにしましょう。
③食事介助をする際は何かと一緒に食べてもらう
肉だけを食べると硬く、特に鶏肉のささみや、牛スジなどは繊維が多いですので野菜などと一緒に食べてもらうように介助を行いましょう。
また、お肉を食べる際は飲み込みをしっかりと確認することが大切です。繊維がのどにひっかかり飲み込めていない状態で次々と食材を口の中に入れてしまいますと、誤嚥性肺炎の原因になることがありますので、飲み込み確認は大切です。
お肉は高齢者になると、なかなか食べにくいものですが、調理方法や食事介助を方法を工夫すればしっかりと食べれる食材です。
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