動脈硬化は現代病の代表格

現代病と言われる、動脈硬化

動脈硬化という言葉を、良く耳にしますが、実際どのような状態なのかわからない方も多いです。しかし、動脈硬化になってしまうと、血液の病気になる可能性が極めて高くなります。さらに、動脈硬化により複合的な疾患を患い、結果として死に至ることも少なくありません。

現代病と言われている、動脈硬化について、ご紹介いたします。

①食生活の欧米化に伴い出現

動脈硬化が、血液の病気という事を知っている人は多いですが、実際動脈硬化が起こる原因を知らない人が多いです。動脈硬化は、食生活や運動、睡眠状況等の生活習慣によって引き起こされ、また一度動脈硬化になってしまったら、元の血液に戻すことはとても大変なことになります。

そのため、日頃から生活習慣には気を付け、規則正しい生活を送ることが重要となります。特に、食生活に関しては、欧米化に伴いコレステロールや脂質の高いものが増えおり、動脈硬化を引き起こしやすい環境となっています。

②ドアTOドアの生活

現在、車で生活することが増えており、日常生活の中で歩くことが減っています。そのため、運動をするためには仕事以外で行うことが必要となり、運動不足となっている人は少なくありません。

また、どこでも車で出かけてしまうため、生活そのものがドアTOドアの生活となっています。そのため、運動量の減少に伴う肥満が増加し、血液の循環不良も起こしてしまいます。食生活の変化だけではなく、生活習慣そのものも変化している現代において、動脈硬化の発症は深刻な問題となります。

＞関連：なぜウチシルベは無料で老人ホームを探してくれるの？
 

③動脈硬化により引き起こされる病気

動脈硬化になると、血液内に血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こします。また、糖尿病なども併発していることも多く、重症化すると死に至ることも少なくありません。

さらに、動脈硬化は食生活や生活習慣に伴い発症し、一度発症すると治ることが難しいことからも、動脈硬化にならない生活を心がけていくことが重要となります。動脈硬化は、誰しもが起こる可能性がある病気であり、さらに動脈硬化が原因で発症する病気が様々あるという事を理解することが、重要となります。

糖尿病の悪化に伴い動脈硬化が引き起こされる

糖尿病はよく耳にする疾患であり、罹患している人も数多くいます。糖尿病の治療は、内服治療やインスリン注射等様々な治療があります。また、糖尿病が悪化すると、様々な合併症を引き起こしてしまいます。そのため、糖尿病と診断された場合には、症状が悪化しないように気を付けていくことが重要です。

糖尿病が悪化することで、動脈硬化が引き起こされることについてご紹介します。

①糖尿病は血液をドロドロにする

糖尿病は多くの人が知っているように、血液の病気となります。糖尿病の原因として、日々の食生活等の生活習慣により引き起こされ、身体の中の血液状態が悪くなり糖尿病の発症ということになります。糖尿病が発症した時には、すでに血液はドロドロした状態となり、更には、けがをした場合等の傷口も治りにくい状態となります。そのため、手術ができないまたは手術に対するリスクが、糖尿病ではない人の何倍もあります。そのため、血液の数値を安定させることで糖尿病を改善することもできます。しかし、治療を全くしていない状況だと、体内の血液状況をさらにドロドロに悪化させていくことになります。

②動脈硬化が悪化すると、血栓を作る

血液がドロドロした状況が続くと、血液中に血栓を作ります。血栓は血液中の様々な場所で出来上がり、体内の血液は新しいものを作るということ自体ができなくなっていきます。そのため、動脈硬化が進み体内の血液循環そのものが悪くなってしまいます。

このような状態になる前に、医師による診察を受けきちんとした治療を実施していくことが重要なことになります。

＞関連：なぜウチシルベは無料で老人ホームを探してくれるの？
 

③最悪は死に至る

糖尿病が悪化し、動脈硬化も悪化し血栓がたくさんある状態で日常生活を送っていくと、最悪は死に至ることになります。そのため、きちんと日々の治療を行うと同時に、最低でも一年に一度の定期健康診断を実施するなどして、体内の健康状況を確認していくことが重要なことになります。

動脈硬化の方の老人ホームでの暮らし方

加齢による体の変化は、これまでの環境や遺伝・持病などにより多種多様です。

年齢を重ねるごとに、身体のあらゆる機能が少しずつ衰退していくなかで、最も注意しなければならない変化のひとつに、動脈硬化があります。

老人ホームでの生活において、知らず知らずのうちに進行しはじめる動脈硬化と上手に付き合っていくために、動脈硬化とは何か、またその影響を知り効果的な暮らし方を考えます。

①動脈硬化について

私達の体のなかでは、動脈という血管により心臓から送り出される血液が全身に運ばれます。効率よく血液を運ぶために、動脈はしなやかで弾力性があり強度も備えています。

その動脈が硬くなり弾力性が失われたり、パイプのような血管のなかが狭くなるのが動脈硬化です。動脈硬化がおこるとスムーズに血液が流れなくなり、身体の様々な部分に影響が出てきて色々な病気を発症する原因となります。
＞関連：なぜウチシルベは無料で老人ホームを探してくれるの？
 

②動脈硬化が引き起こす病気について

動脈硬化は全身のどこの動脈にも現れる症状です。なので、動脈硬化がおきた血管の役割により引き起こされる病気も違ってきます。例えば、頭に栄養を送る動脈であれば「脳梗塞」、心臓に栄養を送る動脈であれば「狭心症」や「心筋梗塞」、腎臓に栄養を送る動脈であれば「高血圧」や「腎機能障害」などがあげられます。手や足の動脈硬化においては「閉塞性動脈硬化症」があげられます。

いずれも同時期に発症することもありますので、健康診断などで全身的な検査を行い、早期発見することが必要です。

③老人ホームでの暮らしのポイント

動脈硬化自体は自覚症状があまりなく気づき難いので、特に病院で診断されていなくても年齢や今までの生活習慣を顧みて十分気を付けなければいけません。

適正な運動やバランスの良い食事を摂ることが、予防や進行をおさえる効果としてあげられます。

老人ホームでは、加齢による生活習慣病を予防するための食事が提供されます。

ご自身の食欲のままに「食べたいものを好きなだけ」ではなく、きちんと管理された食事を摂ることを心掛けましょう

また、適正な運動として他の入居されている方と一緒に散歩をしたり、レクレーションをするなど、ひとりではなかなか長続きしないことも継続できやすくなります。

このように、老人ホームという介護・医療の専門家や同年代の同居者がいる環境においては、意外と自宅では難しかった生活習慣の改善が行いやすいというメリットがありますので、このメリットを取り入れた日常を送ることも、老人ホームで暮らすポイントです。

施設を効率よく探すには？

シニア世代も生活習慣病には十分注意を払いたいところです。健康管理に気を配って規則正しい生活を送れる老人ホームを知りたいならこちらから無料で相談可能です。
レクリエーションや体操など介護予防に力を入れているところや、毎日の食事の栄養管理に気を配っている老人ホームを紹介してもらうことができます。気になるポイントを先ずは伝えてみてそれに合った施設を提案してもらいましょう。