認知症高齢者がデイサービスを拒否する場合の対応方法
記事公開日:2015/11/26、 最終更新日:2018/07/18
認知症高齢者のデイサービス拒否に対する対応方法
認知症高齢者が、デイサービスを拒否することは、主介護者にとってとてもストレスとなります。しかし、実際の現場においてデイサービスを拒否することは良くあることであり、拒否する高齢者をスムーズにデイサービスへ連れて行けるかということが、介護者のポイントになります。
認知症高齢者のデイサービス拒否に対する対応方法についてまとめました。
①行きなさいと言わない
家族は、デイサービスに行くことを拒否する認知症高齢者に対し、「行きなさい」と言ってしまうことがあります。デイサービスの日だからこそ、用事を入れている家族も少なくありません。しかし、「行きなさい」と言うと認知症高齢者は「追い出される」または「邪魔者」と感じることが多く、拒否をしてしまいます。
そのため、デイサービスの日の朝ジャンパーやかばんなどを認知症高齢者のそばにそっと置き、黙って見守ることが重要です。そうすると、認知症高齢者は自然とそのジャンパーを着て、かばんを持ってデイサービスの車を待ちます。また、あまりにも拒否が強い時には、「お休みすることを自分でデイサービスの人に伝えてね」と、そっと伝えそのまま見守ることもポイントです。家族がすべて行うのではなく、プロである介護者に対応を任せることも重要なのです。
②行かないと家族が困ると言わない
介護者が送迎に来たとき、拒否をしている認知症高齢者に対し「行かないと家族が困るよ」と言うことは決して言ってはいけない台詞になります。
これは、認知症高齢者のために、デイサービスに行くのであって、主介護者のためにデイサービスに行くわけではないと言うことを、認知症高齢者に理解してもらうことが重要だからです。主介護者のために行くのであれば、余計に拒否が強くなります。そのため、声かけをする時にも「リハビリに行こうね」や「来てくれないと寂しいな」など、認知症高齢者の目線で声をかけることが必要となります。
③1.2.3のかけ声で誘導
認知症高齢者は、「1.2.3」の声かけすると、重たい腰が上がることが多いです。そのため、色々な暴言などを吐いている状況であっても、同じ目線に立ち介護者の両手を高齢者の両手に添えて「1.2.3」と言うと、よいしょと立ち上がることが多いです。色々と説明しても拒否してしまうことが多いため、話をゆっくり聞くのもひとつですが、行動として手を差し伸べ立ち上がってもらうことも重要です。立ち上がってしまえば、後は比較的スムーズに車までの誘導ができることが多いです。
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