認知症高齢者はわがままになるの?
記事公開日:2015/11/27、 最終更新日:2018/07/18
認知症高齢者はわがままになる
認知症高齢者の介護をしていて、介護者が高齢者に対し「わがまま」と思うことは、多々あります。これは、果たして本当にわがままなのか、それとも病気がわがままにさせているのかわからないこともあります。
認知症高齢者はわがままになるのか、その真相をまとめました。
①思い通りにならないと、暴言を言う
認知症高齢者は、自分がして欲しいまたしたいように物事が進まない時、介護者に対し暴言を吐くことがあります。暴言の内容は様々ですが、怒鳴り威嚇行為のような行動に出てきます。これは、自己中心的でわがままに感じますが、実際は自分の方を向いて欲しいまた「助けて」と言いたいけれども、うまく感情表現を出せないことにより、暴言と言う形になってます。
「わがまま」だから知らない、と介護をしないのではなく、「どうしたの」と寄り添うことで、その暴言は落ち着き穏やかになることが多いです。認知症という病気により、自己表現をうまくできないと言う現れである、と言うことを介護者は理解することが重要となります。
②介護者への嫌がらせ行為
認知症高齢者は、自己表現が乏しくなる一方で一人でいることへの孤独感・疎外感を感じやすくなります。そのため、家族や仲間の輪に入っていないと感じた時、介護者に対して嫌がらせ行為を行うことがあります。逆に、認知所高齢者が一人ではなく「あなたのことをみんな心配しているのよ」と感じた時には、とても穏やかになります。人間誰しもが孤独を嫌がり寂しくなり、他者とのつながりを持つことが多いですが、認知症高齢者にとって、介護者が社会でありたった一人の自分を理解してくれ受け入れてくれる人なのです。
そのため、その介護者が他の人と仲良くしている行為などを見ると、どうしても孤独感や疎外感を感じ、自分を見てもらうために嫌がらせ行為をしてしまうのです。決して、介護者を嫌いなわけではなく、好きだからこそまた、振り向いて欲しいからこそ嫌がらせ行為をしてしまうと言うことを理解することが重要です。
③介護拒否への表れ
介護者にもやるべきことがあるため、認知症高齢者に対し後ろめたさなどを生じてしまうこともあります。そのため、介護できる時にやさしく接した際、認知症高齢者は介護拒否をすることがあります。これは、感情表現がうまく表出できないことにより、今までのもどかしい気持ちなどをどのように表現したらよいのかわからず、「拒否」という形で現れてしまうのです。云わば、天邪鬼のように放っておいたから怒っているけど、戻ってきてくれてうれしいという感情表現のようなものです。
しかし、それを素直に表現できないことにより、介護拒否という形ができてしまうと言うことなのです。たしかに、介護者にとっては「わがまま」と感じるかもしれませんが、認知症高齢者にとっては一生懸命自己表現をしていると言うことを十分理解することが重要です。
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