自分で選ぶ最期の場所
記事公開日:2015/12/02、 最終更新日:2018/07/18
自分で選ぶ最期の場所
人生の最期のときまで大切な時間を送る場所として、病院、ホスピス、自宅があります。特に末期がんの方は痛みが強く、緩和医療によって痛みを抑えることで穏やかに時間を過ごせるよう関わります。それには専門の医師や看護師が不可欠です。
①自宅で過ごすために
住み慣れた自宅で大切な時間を過ごしたくても、痛みが強く苦痛な時間であっては辛いだけです。治療が困難だと言われ、自宅で最期を迎えたいと言う場合は、医療保険を使って自宅で緩和医療を受けることができます。
具体的には1、2週間に1回から毎日、症状に合わせて医師が往診し本人、家族と相談しながら疼痛緩和、全身の管理をします。訪問看護が緩和医療の中心となり、毎回の訪問以外にも24時間対応で少しでも苦痛がなく安心して過ごせるよう関わります。費用の面では、医療保険の限度額を超えた場合は高額医療費として支給されます。
他にも必要であれば介護保険サービスで住宅改修や介護用品のレンタルをすることができ、自宅でも病院やホスピスに負けない環境を作ることができます。
痛みやだるさと戦いながらの生活は、場所がどこであれ辛いものです。しかし、自宅で家族と過ごすことで不思議と症状が緩和されるのです。家族、住み慣れた環境は本当によく効く薬です。
②看取ることの不安
自宅で最期を迎えるということは、残される家族もその日がいつ来るかと思うと辛いことでしょう。次第に衰弱し、変化していく様子から医療関係者でなくてもそろそろお迎えが来ると感じられます。
最期のときが近くなると、医師や看護師から今後どのような経過をたどるのか伝えられます。心構えはできるのかもしれませんが、その言葉通りに少しずつ変化していく様子は、正直怖くて見ていられないと思います。しかし、今まで頑張って生きてきた最期のとき、その人にとって最初で最後のそのとき、きっと側にいて欲しいのは最期まで一緒に生活してきた家族だと思います。人間の機能の中で1番最後まで残っているのが聴力だと言われています。最期のときまで、側で話しかけてあげてください。安心して旅立てることでしょう。
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③自分で選ぶ大切な場所
人は最期を迎えるときでさえ、自尊心を持っているものです。家族以外の介護は嫌という方もいれば、逆に家族には頼りたくないという方もいます。病院、ホスピス、自宅とどこで最期の大切な時間を過ごすのかは本人次第になります。
昔、こんなことを話してくれた恩師がいます。「あなたは人生の最期を迎えるそのとき、今までの人生を評価できる生き方をしていますか?」と。それは若い頃の生き方だけではなく、本当に最期の最期の生き方のことも言われてるように感じます。
大切な時間を誰と過ごしたいのか、また家族をどこで見送りたいのか、難しいけれど真剣に考えたいですね。
人生の最期を過ごす場所、あなたはどこで誰と過ごしたいですか?
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終末期医療にも対応してもらえるのであれば万が一のときにも安心ですね。どの程度の介護・看護体制なのか、詳しい条件については老人ホームのプロに確認してみましょう。気になる施設が見つかれば見学にも連れて行ってもらえますよ。
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