20代で親を介護するヤングケアラー
記事公開日:2015/12/07、 最終更新日:2019/02/20
20代で親の介護を担うヤングケアラー
いま、親や祖父母の介護を行っている若い世代が増加しています。病気や事故などで重い障害を持った親や、家計を担うため仕事で多忙な親に代わって祖父母の介護を担っている若者を、ヤングケアラーと言います。最近の国勢調査によれば、約17万人のヤングケアラーがいることがわかり、社会問題となりつつあります。
ヤングケアラーの増加
近年、少子高齢化が問題となっていますが、高齢者が増加するにつれて介護の必要性も増加しています。しかし介護の担い手は減少しています。バブル崩壊以降、共働きの夫婦が増えたため、いままで主な介護者だった専業主婦が減っているのです。主婦に代わって介護を担うことになったのが、10代~20代の若者たちでした。
ヤングケアラーの抱える問題
自宅で介護をすることにより、ヤングケアラーは様々な問題を抱えています。ひとつは教育の問題です。一時も目の離せない家族の介護をしているため、大学などに就学できません。入学はしたものの欠席が多くなり、進学を断念するケースも多々あります。
また、同世代の友人との交流も少なくなり、孤立感が深まります。就職にも影響を与えています。家を空けられないので定職に就けず、同世代が出世していくなかで焦りも生まれます。家計の担い手だった親が働けなくなることで、経済的にも苦しくなります。介護に明け暮れて婚期を逃してしまうことも大きな問題です。
ヤングケアラーへのサポート
このような若い介護者は、さまざまなサポートを必要としています。まずは、社会から孤立してるヤングケアラーを発見することです。
孤独感や不安、介護の重責からくるストレスを減らすことも重要です。同じような若い介護者同士が相談し合えるようなコミュニティを作ったり、悩みを相談する窓口を設置するなど、心の支えになるような場所があれば、なお良いでしょう。また、就学や就職を諦めずにすむように、実際の介護の負担を減らすように支援することが必要です。
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本人のためを思っても介護はプロに任せたほうがいいケースもあります。まずは気になることを老人ホームに詳しいプロに相談してみてはいかがでしょうか。第三者の客観的な目線でアドバイスをくれます。
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