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高齢者の趣味・娯楽について

記事公開日:2015/12/08、 最終更新日:2019/02/22


高齢者の趣味・娯楽とは

高齢者はどんな趣味・娯楽を楽しんでいる?

高齢になるほど趣味や娯楽への興味が薄れていくという話もありますが、逆に言えば、趣味や娯楽への興味を持ち続けることが、活き活きとした自分らしい生活につながるとも言えるでしょう。
 

高齢者が趣味や娯楽を楽しむ意義

元気な高齢者の方はマージャンなども若い時に徹マンしたといわれることから、トイレも忘れるくらい集中され、リハビリパンツにおもらししてでもマージャンに集中されている方もデイサービスの利用者でおられます。他にはデイサービスで季節の行事などをみんなで楽しむ人もいます。デイサービスでは書道や絵画などを嗜まれる高齢者も多いようです。

高齢者がこのように趣味や娯楽を楽しむことは周りの友達や家族とのコミュニケーションにもなりますし、脳に刺激を与えることで認知症の予防にもなります。
毎日を楽しく過ごすことは淡々と施設ぐらしをするよりは家族にとっても嬉しいことですよね。

 

②費用のかかる、かからない趣味・娯楽

身体を使った趣味・娯楽では、家庭菜園などはとても本格的にされている方もおられます。ただし、家庭菜園は経済的に要することから、敬遠される方もあります。高齢者の趣味・娯楽では、若い時に経験があるなしは重要なポイントであると考えます。経済的に余裕のある方は、旅行もかなり人気のあるジャンルだと思われます。テレビのCMでも宣伝されている通り、シニア向けの旅行プランも数多く用意されています。消極的な娯楽には、病院通いというものも娯楽に含まれているのかもしれません。一日かけて数カ所の病院に通われている方もおられます。各病院でお友達がおられ、コミュニティができ、病院を休もうものなら逆にお友達に心配されることもあり、首をかしげてしまうこともあります。カラオケも大勢で日中から楽しまれています。カラオケは気分転換にもなりますし、お話も弾み活性化されます。先程、スポーツ、運動をされる方は少ないと言いましたが、その中でもジムに通って筋肉隆々の高齢者の方をみかけますので、一概に否定はできません。また、マラソン完走者の中にも高齢の方がおられますので脱帽いたします。どれをとっても大なり小なり趣味・娯楽には費用がかかるものです。
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③生活の質の向上について

高齢者になっても楽しめる趣味を持っていることは生活の質を向上させることにつながります。旅行などもそうですし、最近は盆栽や園芸も若い人から注目を集めています。パズルや囲碁将棋なども年をとってからも楽しめそうです。老人ホームではカラオケが大好きだというおじいさんおばあさんも多いです。これからはレクリエーションでテレビゲームをするということも増えてくるかもしれませんね。

 

趣味を楽しむことの重要性

 

趣味を作り、高齢になっても続けることが認知症の予防になります。

最近は高齢者でもインターネットを楽しむ人が増えているそうです。高齢者人口のうち約6人に1人がインターネットを利用しています。

電子メールを使ったり、掲示板、チャットへの書き込み、ホームページやブログの開設をして更新をするなどのコミュニケーションツールとして使っている人が増えているそうです。

独居や高齢者のみの家庭が増えているのが問題視されていますが、このようにインターネットを使えば遠く離れた家族とやりとりができたり、ネットを通じて友達を作ることができます。

高齢者にとっての生きがいづくりにインターネットは一役買うことができるでしょう。

 

一方、高齢者の趣味で最も多いのがガーデニングです。

男女ともに人気の趣味で、40%近い高齢者がガーデニングを趣味としています。その次に多いのが読書でこれも男女ともに人気です。以下、男性が日曜大工、女性は編み物が人気です。

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外に出られない高齢者の趣味

 

歩いたり、自由な行動ができなくなってくると趣味の幅も狭くなります。

これまで好きだった趣味ができなくなって急に元気がなくなってしまうということもあります。

自分の足で歩けなくなると頑固な性格の高齢者は車いすや杖を使って歩くのも嫌がる場合があります。そうなるとますます引きこもりがちになります。

自宅でテレビばかり見ていて一日の楽しみは食事だけ。こんな様子ではそのうち認知症になってしまうかもしれません。

 

できれば出かけられないなりに家での楽しみ方を見つけてほしいですよね。そんな場合のおすすめの趣味を紹介します。

 

インターネットが使えるようであればネット対戦で将棋や囲碁、ゲームなどができるようになると楽しみが増えるかもしれません。

 

また、ぬりえやジグソーパズル、クロスワードなども認知症予防になり高齢者におすすめです。

 

犬やペットを飼ってみるというのもいいかもしれません。子犬は手がかかるので動いたり、外に出るきっかけになります。

 

趣味と認知症の関係

 

認知症の予防には身体能力、知的能力、社会的能力を高めるような作業が含まれた活動が必要と考えられています。

 

それに最も合致しているのが小旅行です。旅行の計画や準備から、実際に旅行している最中の経験まで、身体的にも知的にも、社会的な活動にもつながります。

 

研究によると認知症の予防効果が最も期待できるのが将棋やチェス、オセロなどのボードゲームだと言われています。

その次に楽器の演奏です。

指を動かして演奏するピアノやギター、ハーモニカ等は認知症予防の効果が期待できます。また、カラオケやコーラスにも同じような効果があるそうです。

 

定年までずっと仕事をしていた人だと趣味を見つけづらいといいます。仕事以外に生きがいを感じない人は定年後、急に元気がなくなり、老化が進んでしまいます。

自分のために使う時間を確保し、長く続けていけそうな趣味を見つけることが老後の生活の充実につながっていきそうですね。

自宅でできる高齢者の趣味とは

高齢者の趣味も現在はかなり多様化しており、自宅で落ち着いてできる、読書、音楽鑑賞、ガーデニング、模型、盆栽などが好んで選ばれるようです。落ち着いて趣味を楽しみたい方は自宅でされるようです。

 

①自宅内でできる趣味とは

読書では、趣味を研究するための読書もかなりあると思われます。小説、啓発本、健康など様々なジャンルの本を読まれると思います。老眼のため、長時間読書するのは…といった言葉も聞かれます。音楽鑑賞では、昔、若い時に聴いていたレコードを鑑賞し、カラオケで自慢したいがためにCDを聴いて練習するといった音楽鑑賞もあります。ジャズにのめりこんでおられる方もおられます。

音楽鑑賞から楽器を練習することもあります。ギター、ピアノ、尺八、三線等聴いていた音楽を自分で演奏してみたいとなり、ゆくゆくは人前で発表してみたいと考えたりします。しかし、三日坊主で自宅での練習で終わってしまうこともあります。模型も自宅でできる趣味ですが、これも規模が様々です。鉄道模型では線路を自宅内に設置し、実際走行させ楽しませる方もおられます。城の模型も精巧に製作することに楽しみを見出します。模型の醍醐味は精巧性だとおっしゃいます。

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②自宅のお庭でできる趣味とは

自宅に庭をお持ちの方は、趣味としてガーデニングがあります。イメージは、広いベランダか、庭でお花か野菜の栽培を優雅に行う感じです。野菜の栽培は趣味と実益を兼ねていることからとてもやりがいも出てくると思います。ガーデニングと似ている趣味としては、熱帯魚などの鑑賞魚の飼育があります。

これは、凝り始めると経済的問題もありますが、大掛かりになり自宅のキャパとの相談になります。高齢者の趣味の連想で一番にあげられるものとして、盆栽があります。盆栽は手入れが重要でガーデニングとはまた違った趣があると思います。松を枯れさせると大変悲しまれる高齢者をみたことがあり思い入れが深かったのであろうと思います。

 

③自宅での趣味はお金がかかる

以上のような様々な趣味に共通することは深入りすると費用を要することです。高齢者は経済的に裕福な方は少ないと思われますので、趣味の範囲で楽しまれてはと思います。

 

高齢者の趣味を生かす老人ホームの取り組み

高齢者は私たちよりもはるかに長い人生経験を積んでいますので、趣味などにも精通しています。また、老人ホームに入所したからといって趣味を辞める必要はありませんし、反対に趣味を生かして楽しみを持ちながら老人ホームで生活をするという場合もあります。

老人ホームの取り組みとしてはどのようなものがあるのでしょうか?

 

サークルクラブを作っている

老人ホーム内にサークルクラブというものを作ることによって、趣味が共通している方に対して、集団的なケアを実施している場合があります。

やはり一人よりも二人、二人よりも三人というように数が多くなればなるほど、楽しみをもって継続して行うことができますので、同じ趣味の方を集めて趣味を楽しめる形をとっている老人ホームが多いです。

展示会に出品をする

よくデイサービスなどでは、デイサービスの施設同士どのようなものを作っているのか見せあう為に展示会を行っている場合があります。

展示会ではデイサービスのレクリエーション内で作ったものを展示して、みなさんにどのような取り組みをしているのか把握してもらっています。

これが特養になりますと個人の趣味を生かしたものになります。特に優秀なものに対しては表彰をされることもありますので、表彰を目指して趣味に取り組んでいる方もいます。

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外に出ていき趣味を見つける

今まで趣味をしてこなかった方なども多いですので、老人ホームに入ってから趣味を見つける方も多いようです。趣味を見つけることが生きがいになりますので、外に出たりをして積極的に趣味を見つけていきます。

ある老人ホームでは月に1回は必ず外出をして、趣味を見つける企画を実施していますし、ゴルフなど決まったことを定期的に行うことによって、趣味を楽しむことをしています。

趣味は高齢者にとって非常に大切なものであり、趣味をなくすことは楽しみをなくすことでもあると言われています。

 

施設を効率よく探す方法は?

趣味の活動を楽しみたい、レクリエーションが活発な施設を探したいという方はプロにご相談下さい。こちらから無料で相談可能です。
レクリエーションが活発な施設について、多数おすすめ可能です。エリアや予算の希望がある場合にもお伝え下さい。友達を作って元気に過ごしてほしいというご家族の希望にお応えします。

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