進行性核上性麻痺とは
記事公開日:2015/12/11、 最終更新日:2019/04/05
パーキンソンという病気がありますが、この病気はパーキンソン関連疾患とパーキンソン症候群のふたつに大別できます。前者はパーキンソン病に関連する難病で、国の特定疾患に指定されています。後者はパーキンソン病以外の病気が原因で、パーキンソン症状が現れる病気を指し、特定疾患には当たりません。進行性核上性麻痺はパーキンソン関連疾患のひとつで、医療費は公費助成を受けることができます。
進行性核上性麻痺の主な症状とは
・起立・歩行障害
立ち上がりや歩行にふらつきが出ます。パーキンソン病では前方へつんのめるような歩行になるのに対し、後方へひっくり返りやすくなります。立ち上がるときも後ろに倒れそうになるので、支えがあった方が安全です。おそらく、これらがはじめに気付く症状です。
・核上性眼球運動麻痺
眼球が動かしにくくなります。はじめは下が見にくくなり、病気が進行すると上下左右全方向に障害が出ます。
・頸部のジストニー性固縮
首の後ろが固くなり、頭が後ろに反り返ります。
・仮性球麻痺
嚥下障害や構音障害が起こります。ものが飲みこみにくくなったり、むせるようになります。また呂律がまわらなくなり、喋りにくくなります。
診断と治療とリハビリ
専門は神経内科になります。初期にはパーキンソン病の薬が効くことがありますが、あまり効果が持続しない傾向があります。はじめはパーキンソン病と診断されることもしばしばありますので、定期的に受診して経過観察をすることが重要です。パーキンソン病と同様に特定疾患に指定されているので、医師と相談して難病申請することをお勧めします。嚥下能力やバランス能力の維持のために、リハビリを行う必要があります。
予後について
進行性の病気ですので、次第に歩行や嚥下が困難になり、最終的には寝たきりになります。誤嚥しやすくなり、誤嚥性肺炎になる可能性が高くなります。病気の進行を遅らせるためにも、リハビリに通って筋肉を維持していくことが重要です。
施設を効率よく探すには?
パーキンソン病の方や麻痺がある高齢者の入居先探しはこちらから無料で相談可能です。
今すぐ入れる施設を探したい、空き状況を確認したいなど老人ホームや高齢者住宅に関する問い合わせに対応可能です。持病のほか、認知症の症状や要介護度などその方の状態に合わせて入居先を紹介してもらえるので安心ですね。
人気記事
老人ホーム探しはおまかせください
お住まい相談員がピッタリの老人ホームをご提案
09:00~18:00
(年中無休)
老人ホーム探しは、わたしたちにおまかせください!
相談無料!
全国対応!
相談無料!
全国対応!