正常圧水頭症とは
記事公開日:2015/12/11、 最終更新日:2018/07/12
正常圧水頭症とは
認知機能障害を引き起こす病気に、正常圧水頭症があります。これは、いわゆる「治る認知症」と呼ばれる病気のひとつです。必ずしも、元通りになるとは限りませんが、手術を行うことにより症状が劇的に改善されますので、早期発見と治療がカギを握ります。また、国の特定疾患に指定されていますので、治療にあたって公費の助成が受けられます。
正常圧水頭症とはどのような病気か
人間の頭蓋骨の中は、脳脊髄液という液体で満たされていて、その中に脳が浮かんでいます。通常、脳脊髄液は脳から精髄を通って身体中を循環していますが、なんらかの原因で漏れ出して一箇所に貯まってしまうことがあります。すると脳脊髄液の容積が増えて、脳を圧迫することになります。この症状を水頭症と言い、頭蓋内の脳圧が正常値であるものを、正常圧水頭症と言います。
どのような症状か
・歩行の障害
まず目に付くのが歩行障害です。がに股ですり足に歩くようになり、場合によってはまっすぐに進めず左右のどちらかに寄っていくことがあります。また、よく転ぶようになります。
・集中力の欠如
声をかけても反応が鈍かったり、興味があったことに無関心になります。表情も乏しくなり、意欲が低下します。
・失禁や頻尿
トイレに行こうとしても間に合わないことが多く、また尿意をもよおすことが多くなり頻回にトイレに行きたがります。
この3つの症状が特徴的です。病状が急激に現れるので、1ヶ月前はなんともなかったというのがほとんどです。きっかけは、転んで頭を強く打ったりすることで起こります。1ヶ月以内に思い当たることがあった場合は、すぐに病院へ行きましょう。
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治療方法について
・診断
頭部の画像をとればすぐにわかります。近所のクリニックで構わないので、CTなどの画像撮影設備のある脳外科か神経内科を受診するとよいでしょう。
・治療
脳を圧迫している脳脊髄液を外部に排出する必要がありますので、手術を行います。大抵は、シャントと呼ばれる管を脳内の該当部位に挿入して、首を通って腹腔内に排出します。見た目にはシャントが入っていることはわからないので、その後の日常生活に戻っても違和感はありません。手術後、何年か時間が経つとシャントが詰まったりすることがあるので、術後も定期的に受診をしましょう。
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