MCI(軽度認知障害)とは
記事公開日:2015/12/11、 最終更新日:2018/07/12
MCI(軽度認知障害)とは
MCIは文字通り軽度の認知障害です。最近、物忘れが多くなった、勘違いな行動や発言がある、など、まず本人が症状に気付くことが多くあります。ストレスからくる一時的な混乱である場合もありますが、数年後に認知症に発展するケースも多く見られます。MCIは認知症予備軍である可能性が高いので、今後の経過観察が重要になります。
MCI(軽度認知障害)と認知症の違い
MCIと認知症の違いについてさらに具体的に説明します。
ある人は日常生活に支障はないけれど、物忘れが気になるし、家族からもおかしな点を指摘されることがあるので、認知症専門の病院を受診しました。
そこでいくつかの認知症検査を行ったところ、頭部の画像を撮ったけれど脳の委縮は見られず年齢相応で、心理検査をしたけれど正常の範囲内だったので、現段階では認知症の所見はないと言われました。つまり検査では認知症と診断できないが、現実的に症状が出ているという状態をMCIと言います。
経過観察が重要
認知症の検査を細かく見ていくと、多少気になる部分が出ていることがあります。点数としては正常範囲だが、実はギリギリの点だったとか、計算や記憶などのある一部のテストだけ著しく点が低い、などです。認知症の初期段階は、画像や検査では判断しにくいことがあります。
もし認知症の初期段階であれば、半年一年と経過するにつれて、物忘れの症状がもっとはっきりと表れ、画像や心理検査にも影響が出てくるはずです。しかし、ストレスによって脳の活動が一時的に衰えているだけのこともあります。たとえば、急な仕事で多忙になっていたり、高齢の親の介護が大変で他の事に気がまわらないというようなケースです。この場合は、ストレスのある環境が改善されれば、落ち着いてものを考えることができるようになります。
MCIと診断されたら
まずは定期的に認知症専門医を受診する必要があります。目安としては3ヶ月おきぐらいでいいでしょう。もし気になる症状が出たら、予約を前倒して早めに受診しましょう。メモリートレーニングを受けるのも効果的です。
認知症のリハビリ機関がなくても、自分でできることもあります。なにより脳を活性化させることが重要なので、日記を書いてみたり、本を読んだり、外に出て行って人と話しをしたり、新しいことに意欲的に取り組んでみるのがよいでしょう。
施設を効率よく探す方法は?
軽度の症状でも、認知症かもしれない?と思う兆候があれば、医師の診察を受けたり、要介護認定を受ける準備などをスタートさせることをおすすめします。もし介護施設への入居をお考えなのであれば無料でプロにご相談下さい。こちらから無料で相談可能です。
認知症専門の介護施設や認知症予防のレクリエーションに力を入れている老人ホームなど、希望に合わせてご提案しています。地域の担当者が親身になって相談に乗ってくれるので安心です。
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