カテーテル治療とは
記事公開日:2015/06/11、 最終更新日:2018/07/25
目次
カテーテル治療(PTCA治療とは)
カテーテル治療はPTCA治療とも呼ばれます。
狭心症や心筋梗塞などといった心臓の血管がコレステロールなどによって詰まったり、狭くなったりした時に行う治療法です。
従来までは投薬により薬物治療を行ったり、大掛かりな外科手術である冠動脈バイパス術などをおこなっていましたが、最近はカテーテル治療が増えてきました。
手首や足の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、狭くなった血管を広げるという治療法です。
大掛かりな開胸の外科手術を行わずに痛みや負担がなく行えるということで現在は冠動脈疾患治療の主流になってきています。
基本的なカテーテル治療の流れ
・PTCAガイドワイヤー通過
コレステロール等がたまって狭くなったりつまった冠動脈にPTCAガイドワイヤーと呼ばれる直径0.35mmの細いワイヤーを通します。
・PTCAバルーンカテーテル拡張
PTCAガイドワイヤーをレールにしてPTCAバルーンカテーテルを血管の狭くなっている部分まで進めるます。
狭くなっている部分でバルーンカテーテルをふくらませて内側から血管を押し広げます。
・PTCAバルーンカテーテル抜去
狭くなっていた部分を押し広げたらバルーンカテーテルを抜去します。押し広げたことによって再び血液の流れ道が確保されます。
その他のカテーテル治療の種類
バルーンカテーテルの治療の流れについて紹介しました。
バルーンカテーテルの他にもいろいろなタイプのカテーテル治療があります。
・ステント治療
ステント治療はステント留置術とも呼ばれる方法です。
ステントというステンレスなどの金属でできたメッシュ状の筒をバルーンにかぶせ、それをカテーテルの中に通っているガイドワイヤーで動脈の狭くなっている部分に通します。
そしてバルーンをふくらませ、ステントを広げます。バルーンはすぼめて取り除きますがステントは広がった状態で動脈の狭くなった部分に残ります。これによって動脈を広げることができ、血流を保つことができます。
ステントが元に戻ることはまずないのでバルーン治療と比べて手術後また狭くなってしまうといったことはありません。
・ロータブレーター
ロータブレーターはロタブレーターともいいます。
内側に石灰質がついてしまって硬くなった血管に使用する道具です。
血管が硬くなってしまうとバルーンやステントではうまくいかないのでロータブレーターは使用します。
ロータブレーターはカテーテルの先端に小さな金属製のドリルのようなものがついたものです。これを石灰化した箇所まで送り込んで高速回転させ、硬くなった粥腫を砕いて取り除きます。
・DCA
DCAとは方向性冠動脈切除術とも呼ばれます。
デバイスという筒状の器具を使い、冠動脈にできた粥腫を取り除く治療です。
デバイスには片側に回転する刃が、もう片側にはバルーンが内蔵されています。
このデバイスをカテーテルで粥腫のある狭くなった血管のところまで送り込み、バルーンをふくらませて刃のついている箇所を粥腫に押し付け、刃を回転させて削り取ります。
カテーテルというとなんだか怖いイメージがあるかもしれませんが実際にはほんの小さな穴を開ける程度の傷で済むものです。回復も早く、負担も少ない手術なのでご安心ください。
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