人間の感情を理解できる人型ロボット
記事公開日:2015/12/14、 最終更新日:2018/07/12
ロボットが認知症の進行予防やお年寄りの介護に役立つ!?
厚生労働省の発表によれば、2025年の認知症患者は730万人、65歳以上の5人に1人が認知症になるという。「老老介護」から、認知症の夫婦が介護し合う「認認介護」へ、何とも厄介なことになりそうです。
大学や製薬メーカーは、治療薬の開発にやっきとなっていますが、認知症を根治することなど、まだまだ無理な状況です。そんななか、認知症の進行を抑えてくれるのでは…。そんな期待を浴びているのが、新たに脚光を浴びつつある人型ロボットです。
(出典:HEALTH PRESS)
ソフトバンクが、今年人型ロボット「ペッパー(Pepper)」を発売しました。6月に売り出した家庭用1000台は1分で売り切れたそうです。人間の感情を認識する「感情エンジン」という高度な人工知能(AI)を搭載し、人の笑顔や反応を記録・分析・学習して、どのように行動すればよいか自分で考えて行動していきます。
また、認知症のサポートアプリ「ニンニンPepper」をダウンロードしたペッパーは、和やかな会話をして、遠方の家族に写真を撮って送ったり、テレビ電話をしたりしてくれるそうです。こうしたコミュニケーションが、認知症の進行を遅らせる効果があるとのことです。
また、ペッパーを経由して看護師や医師と連携することもできます。ペッパーが集めた生活パターンや会話から、病状の進行状況が一目瞭然となるわけです。
鉄腕アトムを見て育った世代には、まるで夢のような話です。こんなロボットならだれもがほしいと思ってしまいますよね。価格は本体のみは、たしかに広告通り19万8000円ですが、それだけではアプリのはいってないパソコンと一緒だそうです。基本アプリが使える任意加入の「Pepper 基本プラン」(1万4800円×月×36カ月)と、「Pepper 保険パック」(9800円×月×36カ月)に入ると3年間のトータルで税込み117万0288円となります。それでも、本当に認知症患者や寂しいお年寄りの生活に寄り添うパートナーになってくれるなら安いものではないでしょうか?
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