近居介護について
記事公開日:2015/12/25、 最終更新日:2018/07/12
近居介護について
介護が必要な高齢者を抱えているとして、遠方にいるのは論外ですが、同居するのはためらわれる、というのはよくあることです。
子どもといっても何十年も離れて暮らし、別々の家族がいるのですから、今からまた同居しましょうと言ってもうまくいかないこともあります。二世帯住宅という手もありますが、やはり距離が近すぎてお互いに疲れてしまいます。
そこで、遠すぎず近すぎず、ちょうどいい距離に要介護者が住んでいれば、お互いに遠慮せず不自由で窮屈な思いをしなくてすみます。このように、近所に要介護者がいる状態を近居介護といいます。
近居介護のメリットとデメリット
メリットは、介護の必要な方と、要介護者の双方のストレスが少ないことです。やはり24時間一緒に過ごすとなると、お互いに今までの生活スタイルを変えざるを得ず、少しずつ蓄積されるストレスが決定的な亀裂をもたらしかねません。
しかし、近居であればストレスが軽減でき、かつ必要なときにはすぐに駆けつけられるという安心感もあります。
ところで、もともと近所に親が住んでいた場合は別として、親を近所に呼び寄せた場合はどうでしょうか。年を取ってから新しい環境に慣れるのは、かなり大変なことです。しっかりした方であるほど、現在の暮らしを離れたくないと思うかもしれません。家が変わり、見知らぬ土地に引っ越すことになった親のストレスは、計り知れないものになる可能性があります。
近居介護の実態
実際に近居介護を行っている方は、ほぼ8割方が、もともと近所に住んでいるケースが多くあります。というのも、「介護が必要になった」というのは、その要因として認知症などの病気や、骨折で動けないなどの状況が急に発生するからです。何かが起こってから住居を移すのは、大変な労力が必要です。引っ越しの大変さもさることながら、転居先を急遽みつけなくてはいけなかったり、本人にも自宅を引き払う決心をしてもらわなければなりません。
大抵の場合、介護が必要な状態になった親を呼び寄せるときには、介護付きホームなどの介護サービスが付いている施設へ入居することが多いのです。なぜなら、新居を探して介護用具を導入するより、もともと介護設備の整った老人ホームの方が格段に楽だからです。
近居介護をするには
介護に関してすべてに言えることですが、なにかあってから対応するのではなく、できるだけ事前に準備をしておくことが必要です。親も、若くて元気であればそれだけ、新しい環境に慣れることができますし、楽しむこともできます。心の準備も含めて、近い将来どうしようかということを、現段階から少しずつでも話し合っておきましょう。
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