高齢者になった団塊世代の特徴とは
記事公開日:2016/01/08、 最終更新日:2018/07/12
高齢者になった団塊世代の特徴とは
戦後70年を迎え、日本は高齢化問題の新たな時代に突入しました。団塊世代は、終戦直後からの4~5年に生まれた第一次ベビーブームの世代を指します。
圧倒的に数が多いこの世代が高齢者となった時のことを懸念する声は、随分と前から出ていました。団塊の世代はついに定年を迎え、年金を受け取る高齢者になったことで、財政をはじめ高齢者福祉や高齢者医療などの分野に現実的に変革が必要となりました。
①団塊世代はもっとも多い
とにかく圧倒的に数が多い事が特徴です。高齢化社会と言っても、70歳以上の高齢者世代は、戦争で多くが戦死し、また戦中の食糧難で子供の数も少なく、生まれても育たないため、全体数は多くありません。
しかし、団塊世代は総数一千万人とも言われています。平成25年度の人口統計では、65歳以上の高齢者は3千万人以上となり、人口の25%を占めています。この高齢者の3分の1が団塊世代であると言えます。
②高齢者となった団塊世代の特徴
団塊世代は、同世代の人数が多いゆえに、常に競争社会に晒されてきた世代です。また、集団就職や企業戦士と言った言葉に代表されるように、終身雇用の会社に長く勤務した方が圧倒的に多いのも特徴です。
言い換えると、農業や商店などの個人事業主が少なく、配偶者は主婦業の扶養家族で、いなかに両親がいて兄弟もそれぞれ散らばって暮らす核家族の元祖とも言えます。会社員が多いので、ほとんど皆同時に定年退職を迎え、現在は年金をもらい始めてセカンドライフをどう過ごすかを考える時期に差し掛かっています。
高度経済成長を支えてきた世代でもあり、裕福ではないにしろ、それほど経済的に困っていないのも特徴です。
③団塊世代を支える方法とは
団塊世代が高齢になり、一斉に病気や要介護状態になったら大変な問題です。しかし健康で生産者として貢献してくれれば、これほど力強い世代もありません。つまり、定年退職したあとも、シルバー人材センターやボランティアなど、または自営業やパートで就労すれば、社会から見ても元気で役に立つ高齢者となります。
10年後に後期高齢者となっても健康で過ごせるように、認知症など病気の予防や、筋力保持のリハビリも積極的に行っていくことが必要です。
医療福祉を制度にまかせっきりにせず、地域や企業も積極的に高齢者福祉に参加することが求められるでしょう。団塊世代は、支えられるだけでなく、自分たちが若い世代を支えるために何ができるかを考え、国を支える高齢者として新たなスタートを切ることが望まれます。
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