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おやつは高齢者の一日一回の楽しみ

記事公開日:2016/01/08、 最終更新日:2019/04/05


おやつは高齢者の一日一回の楽しみ

デイサービスや老健・特養などの高齢者施設では、必ずおやつの時間があります。時間を区切る意味もありますが、おやつを取ることは高齢者の生活にいくつかの重要な役割があります。おやつの目的とは何でしょうか。

 

おやつは高齢者の一日一回の楽しみ

まず第一に、楽しむことです。子供から高齢者まで、おやつが嫌いな人はほとんどいません。今日は何が出るかと楽しみに待つこと、おいしくいただくことが、毎日の健康と脳や体の活性化に役立っています。

また、おやつにはかならずお茶がセットで付いてきます。何かと脱水になりやすい高齢者は、時間を決めて水分を補う必要があります。いきなりお茶を飲めと言われても要らないと言われてしまいますが、おやつと一緒なら難なく水分も補給することができます。

そして、おやつは栄養価が高いものが多いことから、不足しがちなカロリーを補う効果もあります。食事量が落ちてきて白米をほとんど食べない方や、好き嫌いでおかずを食べない方、嚥下障害があって量を食べられない方にとっても、おやつは重要なのです。

 

嚥下障害があっても食べられる

胃ろうを造設していたり、嚥下障害のある人はどうでしょうか。人間は、食べたいと思う気持ちが強い時には、嚥下障害は起こりにくいのです。

ゼリー状にするなど、形状は変化させる必要がありますが、食事は食べなくてもおやつなら食べられるという方もいます。

胃ろうを造設している方は、食べてもいいかどうかを医師に相談してみましょう。栄養は取れているから養分としては必要ないかもしれませんが、胃ろうの方は口から物を食べる機会が限られているので、せめておやつだけでも食べられると、その時間は楽しく過ごせるでしょう。

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おやつを出すときの注意点

おやつは、何を出してもいいというものではありません。嚥下に問題のある方や歯が無い方に固いものは無理ですし、好きだからといってたくさん食べたら栄養過多になってしまいます。おやつを出すにも、いくつかの注意点があります。

たとえば、おやつでカロリー補給が必要な方もいれば、糖尿病などでカロリー制限のある方もいます。1日1回100~200カロリーぐらいを目安におやつを考えましょう。また、食事の前に食べてしまうと、せっかくの食事が満腹で食べられません。三時のおやつと言いますが、食事に影響のない時間帯を選びましょう。

また、個人個人の嚥下機能や歯の具合にあった形態でおやつを作りましょう。そして、一番大事なのは、おいしく楽しく食べることです。甘いものは疲れを癒す効果もあります。気分転換に、落ち着いて楽しく会話しながらおやつをいただきましょう。

施設を効率よく探す方法は?

高齢者にとっておやつは1日の楽しみです。おやつがあることでその時間を楽しみにし、生活にハリが生まれます。おやつの時間や入居者同士のコミュニケーション、レクリエーション等に力を入れている施設をお探しならこちらから無料で相談可能です。
おやつを施設内で手作りしている、レクリエーションの一環でおやつ作りをしている、などおやつに関して施設によって様々な趣向を凝らしています。
おやつの時間の様子を実際に見学したい場合にも一度ご相談下さい。

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