高齢者は難聴を患わっていることが多い
記事公開日:2016/01/12、 最終更新日:2019/02/21
高齢者は難聴を患わっていることが多い
年を取ってくると聴力が低下します。俗にモスキート音と言われる高周波音は、10代には聞こえるけれど50代になるとほとんど聞こえなくなります。そして、60代、70代と年を重ねるごとに、聞こえなくなる周波数が増えていきます。これを総じて、老人性難聴とか加齢性難聴と呼んでいます。
①老人性難聴によるトラブル
老人性難聴は、本人はあまり自覚しておらず、周囲が気付くケースが多くあります。まず、何度も繰り返して聞き返し、会話がそこからなかなか進まないため、話をしているとうんざりしてきます。
また、聞き取れない音が出てくるため聞き間違いが多くなり、言った言わないの喧嘩に発展したり、話が食い違って伝わったりしてトラブルになります。
面倒なので周囲が会話を避けるようになると、本人は疎外感を味わったり、疎まれているという被害妄想を抱いたり、人がいるのにまったく話をしなくなり孤独感を感じたりします。結果的に、家に閉じこもってうつ状態に陥ることもあります。
②老人性難聴の対応はゆっくり話すことがポイント
まずは、本人の注意を向けさせることが重要です。難聴だけでなく、高齢になると集中力が欠如し、話の途中でも違うことに気を取られて会話が途切れてしまうことがあります。
本人の正面から、本人の目を見て話を始めると、注意を向けることができます。また、重要な話をする時はテレビなどの音源は切り、窓を閉めて余計な音が入り込まないようにしましょう。口を大きく動かして、ジェスチャーを交えながら、声は普通の大きさではっきりと発音しましょう。
聞き返しがあったときは、聞き取りにくい語彙が含まれているかもしれないので、同じ内容で言葉を変えて伝えてみると理解できることがあります。声は高い音より低い音の方が聞き取りやすいので、ゆっくりとアナウンサーのように話すのが一番聞き取りやすいようです。
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③補聴器や集音器を使う
難聴の補助として補聴器があります。コンパクトなので違和感をさほど感じずに装着できます。しかし高価なものが多く、補聴器は使用と管理に難点があります。機械の操作になれていないとスイッチを入れ忘れていたり、雑音も拾ってしまうので重要なことが何かわからなくなったり、小さい物なので失くしてしまったりします。
認知症があると使い方が覚えられず、高価な物なのに捨ててしまって、あとで家族間でトラブルに発展することもあります。
補聴器と似たような機能で集音器があります。違いは、補聴器が管理医療機器であるのに対して集音器は一般の家電製品です。個人に対応した細かい設定はできませんが、会話が必要な時にだけ耳に当てるなど、日常の雑音を拾わなくて済むので疲れないのと、補聴器に比べると価格が安いという利点があります。
いずれにしても、補聴器や集音器は補助具でしかありません。会話をするのは人同士ですから、話す相手のことを思いやって、聞き取りやすいように常日頃から話す訓練をしておくとよいでしょう。
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