高齢者の近所付き合いの大切さ

高齢者の近所付き合いの大切さ

近頃、近所付き合いのあるという世帯は減少傾向にあります。一昔前は近所付き合いが当たり前のようにありましたが、最近は夫婦共働きで時間のない事や物騒な事件も多い事から他人との関わりを持ちたくないという方も多くいらっしゃいます。そんな中、高齢者にとって近所付き合いはどんな利点があるのかを考えてみました。

①高齢者の不安

歳をとると共に、社会活動から離れていく立場にあります。仕事は定年退職となり、子供が自立する事で子育てからも離れ、自分の時間というのが増えていきます。

今までは忙しい日々を過ごしていたのに、仕事や子育てがなくなる事で自分自身が何をしたらよいのか、自分がなんの為に生きているのかと不安に思われる事も多いようです。

そんな中でも趣味等があり、満喫できるといいのでしょうが全ての方がそうでないのが現状です。ただ毎日、自宅の中で過ごされて少しずつ社会から孤立していき対人関係も減少していく事で精神的にも弱くなっていくようです。

②高齢者の孤独死

最近、テレビやニュースでよく高齢者の孤独死というのを聞くようになりました。自宅で誰にも気づかれずに発見が遅いのは家族が遠方に住んでいる等の事情があり、近所付き合いもなかったので発見が遅れてしまったというケースも少なくありません。

高齢になるにつれ不安が多くなっていく中で最期の時間を孤独で過ごされる事がどれほど寂しいものなのでしょうか。近所付き合いがあると少しでも早期発見ができ尚且つ日々の楽しみが増える事もあるのではないでしょうか。
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③高齢者とどのような近所付き合いがすれば良いのか

自分達の近所に高齢者が住まれている場合、挨拶程度で構わないでしょう。はじめは他人という事もありお互いに警戒心もある事から出会った際の挨拶のみでも何度かやり取りする事でお互いに顔なじみ程度にはなりますし、認知症の高齢者の方ですとこちらがどういった対応をするべきなのかと悩んでしまう事もあると思いますので気軽に挨拶ができるような関係で良いと思われます。

そんな中で少しでもいつもと違うなと感じるような事があれば、声をかけてみて民生委員に連絡をする事で何らかの異変に早期に対応できるかもしれません。

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