医療ソーシャルワーカーは病院の相談員

医療ソーシャルワーカーは病院の相談員

病院等において、専門の相談員が在籍しており、介護のことや高額医療のことなどを相談に乗ってくれます。この相談員のことを、医療ソーシャルワーカーといいます。医療ソーシャルワーカーは、主に入院中の患者が困っている時に相談する窓口となっており、退院までに今後の方向性などについて相談に乗ってくれます。

医療ソーシャルワーカーとは、どのようなことを相談に乗ってくれるのかご紹介いたします。

①病院から介護施設への入所

病院へ入院した高齢者が、入院中に身体状況が低下し、在宅に退院することが難しいことは少なくありません。そのため、病院からまずは施設へ入所し、その後リハビリを経て在宅に帰りたいと思うことは多いです。

そのような時、医療ソーシャルワーカーに相談し、病院からまっすぐ施設に入所する手配をしてもらうことが可能です。また、どのような手続きが必要なのかと言うことも教えてくれるため、手段がわからなくても丁寧に教えてくれます。

②入院費の清算方法

特に高齢者や、突然の事故などにより収入がなくなってしまった場合等に、医療費を支払うことが難しいこともあります。そのような際に、行政の援助や手続きの仕方、またこれから先の生活についての相談をすることができます。

このまま退院をしても、生活することすら危うい場合には、生活保護の申請方法などについても紹介してくれ、退院後も安心した生活を送れるよう支援してくれます。

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③認知症の方へのフォローについて

入院中に環境不適応等により、認知症が悪化又は発症した高齢者に対して、他院への転院等の斡旋も行ってくれます。その高齢者に合った病院や、施設または、在宅での生活をして行く上で必要なことなどを、説明し援助してくれます。

また、ご家族にとって困っていることは何か、高齢者にとってどうすることが適格かということを、家族背景を元にアセスメントし検討してくれることが特徴となります。

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