福祉オンブズマンの制度について
記事公開日:2016/01/18、 最終更新日:2018/07/12
福祉オンブズマンの制度について
福祉オンブズマンとは、政府や自治体等の行政機関に対する市民の苦情を処理するために、政府や自治体、議会が設置した行政監察官を意味する言葉として使われています。具体的にどのような活動を行っており、私達の生活にはどのように関わっているのかを確認してみましょう。
①オンブズマンの由来
1809年にスウェーデンで最初に設置された、議会の行政監察官制度に起源を持っています。この制度が脚光を浴びるようになったのは、1953年にデンマークが改良型のオンブズマン制度を導入してからとなります。行政官の違法な職務執行や怠慢を発見し、裁判所に告発するとともに、裁判で救済可能な一般国民の苦情申立てを受理し、調査結果の公表、そしてこれらの状況を毎年議会に報告するという活動を行っています。このシステムを世界各国が導入し始めたのが、現在の福祉オンブズマン制度となっています。ちなみに世界各国で呼び方は異なっています。日本では1990年代以降に福祉オンブズマン制度として取り入れられ始めました。
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②日本におけるオンブズマンの状況
オンブズマンは、広く行政監視や権利擁護の活動をする人のことを指しています。しかし日本において、行政自身が行政監視型オンブズマンを設置する例はまだ少なく、また、各議会もオンブズマン設置に積極的に取り組む所は少ないため、オンブズマン活動は市民団体等が主体となっておこなわれている場合が多いというのが実情です。
住民に代わって福祉サービス活動を調査、または、福祉サービス関する苦情等の処理にあたっている機関を福祉オンブズマンと呼ばれています。
保健福祉サービスに関する利用者又は利用希望者からの苦情を、中立で公正な第三者の機関を通して迅速に処理することを目指しています。そして利用者等の権利及び利益を保護し、保健福祉サービスの質を落とさないように努力するとともに公正で信頼される保健福祉行政を推進するという目的をもって設置されています。
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