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下肢装具を作成した際の負担について

記事公開日:2016/01/18、 最終更新日:2018/07/11


下肢装具を作成した際の負担について

下肢装具を作成した際の負担について

下肢装具とは、股関節から足先までの下肢各部位に装着する装具です。術後のリハビリや立位・歩行を補助する為に用いられます。下肢装具には大きく分けて、股装具、長下肢装具、短下肢装具、膝装具、足底装具、ツイスター、先天性股脱装具の7つの分類に分けられます。

本人に合ったものを作成するため、医療機関にて医師の指示の下で作成します。また、治療そのものを目的として一時的に使われるものを治療用装具、身体障害者の日常生活向上を目的としたものを更生用装具と言います。

装具は高額ですが、作成時に負担した費用の一部または全額が返金されるという制度があります。作成した装具によって申請先、申請方法が異なります。装具は高額なので、制度をよく確認しておきましょう。

 

②治療用装具について

治療用装具の場合は作成し一旦全額を支払った後、自分の加入している健康保険の窓口へ申請します。保険によって異なることがありますが、医療費の負担と同様に7割が返金されます。

しかし、労災によるものは全額の返金となるので、勤務先へ確認しましょう。後期高齢者の場合は9割です。また、交通事故の場合は各保険会社へ申請となり、負担額も異なります。
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②更生用装具は費用負担がある

更生用装具の場合は作成前に申請することとなります。まず業者に見積書を依頼し、福祉事務所へ提出します。その後医師の意見書と共に更生相談所にて判定を行い、装具が必要と認められた場合に補装具費支給券というものが発行されます。

そして業者へ支給券を渡し、装具を作成してもらいます。支払いは納品時で、まず業者へ自己負担額分を支払い、残りの費用は業者が福祉事務所へ請求します。

 

③作成は基本的に病院で行われる

上記のように支払い方法は異なりますが、作成は病院にて行います。足の長さなど個人に合ったものを作るため、細かく採寸します。

リハビリに利用する場合は、理学療法士立会いにて測定することもあります。個人に合わせて作成するものなので、完成までには少し時間がかかります。

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