逆流性食道炎について
記事公開日:2016/01/19、 最終更新日:2018/07/11
逆流性食道炎について
逆流性食道炎は、 胃酸の逆流によって引き起こされる病気です。本来は高齢者に多い疾患でしたが、若い世代にも増加しつつあります。
症状としては胃酸の逆流がある
胃から食道への逆流が繰り返し起こると、胃酸によって食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、炎症を起こします。それによって胸やけや呑酸などの不快な症状が起こります。
呑酸は「どんさん」と読み、口の中に酸っぱさが広がるというのが症状の代表です。息をしても当然臭いがしますし、何も食べていないのに苦く酸っぱい味を感じてしまいます。二日酔いなどと相まってしまうと吐き気をもよおして、最終的に食べたものを戻すこともよくあります。
原因は弁が緩むということ
逆流性食道炎の原因となる胃液や胃の内容物の逆流は、食道を逆流から守る下部食道括約筋等の仕組みが弱まったり、胃酸が増えすぎることで起こります。これらが起こる原因については3つあげることができます。
一つは食事です。脂肪分を摂取し過ぎることによって、何も食べていない時に下部食道括約筋の動きが悪くなり、胃液が食道に逆流してしまうことがあります。脂肪の多い食事は胃酸を増やすので、胃液の逆流を起こしやすくしてしまいます。
タンパク質の多い食事も消化に時間がかかり、胃に長くとどまるため、胃液の逆流が起こりやすくなります。
二つ目は加齢です。年をとると下部食道括約筋の働きが悪くなります。また、食道の運動機能の低下や、唾液の量なども少なくなるため、逆流した胃液を胃に戻すことができなくなります。背中が曲がるなどの加齢による姿勢も、おなかが圧迫され、胃液の逆流が起こりやすくなります。
三つ目は他の病気によるものです。例えば食道裂孔ヘルニアなどです。特に肥満の方は注意しましょう。また、喘息、血圧、心臓などの病気に使う薬の中には、下部食道括約筋の動きを悪くする作用をもつものがあります。
治療は生活習慣の見直しから入る
薬での治療からまず始まりますが、何より重要なのは生活習慣の改善になります。食事内容の変更、お酒を控える、運動を取り入れるなど今までの生活を見直すことが重要です。姿勢を正すことも大事です。薬や生活習慣の見直しでも改善しない場合は手術が必要なこともあります。
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